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「最高のパフォーマンス」先制弾の本田圭佑を現地メディアも指揮官も称賛!6年前の雪辱を果たす「2度目のゴール」とも

THE DIGEST編集部

2020.10.12

チームを勝利に導いた本田の活躍に、ラザロニ新監督もご満悦の様子だ。(C)Getty Images

 10月11日(現地時間)、ブラジル全国選手権(セリエA)第15節で、ボタフォゴは敵地でスポルチ・レシフェを2-1で下した。

 今季初の連勝で(20チーム中)暫定13位まで順位を上げたチームにおいて重要な役割を果たしたのは、前節の復帰戦(対パルメイラス)でチームの久々の勝利に貢献した背番号4、本田圭佑だった。

 スタメンに名を連ねた本田は29分、相手GKからのプレゼントとも言うべき"パス"を受け、ペナルティエリア手前から左足で巻いたシュートをゴール左隅に叩き込み、チームに先制点をもたらした。

 その後、GKをかわすもシュートは枠を外すという逸機はあったが、味方への好パスなどで攻撃を演出し、今季セリエAでは初となるアウェーマッチでの勝利に貢献。試合後には自身のSNSに、喜びのチーム集合写真などを投稿し、ファンへの感謝の言葉を綴った。
 
 デビュー戦のリオ選手権・バングー戦以来となる、7か月ぶりのゴールという目に見える結果を残した本田に対し、地元メディアは高い評価を与えている。『LANCE!』は、先制ゴールの場面を「チームを操る深い洞察力が、本田に贈り物を与えた」と表現した。

 また、『globo.com』は決勝点を挙げたカイオと同様の「(10点満点中)7.5」とチーム最高の採点をつけ、「チームの勝利に尽力。セリエA初ゴールに加え、攻撃によく絡んだ」と称賛。同メディアによると、パス27本のうち26本が成功という高い率を誇っていたという。

 最高殊勲者に挙げたのは『UOL』で、「経験豊富な選手は、ボタフォゴでの最高のパフォーマンスを披露。強さがあり、空いたスペースをうまく利用した。得点時のように、チャンスでのプレーは正確だった」と綴った。

 本田を称賛するのはメディアだけでなく、就任以来2勝1分けという好成績を収めているブルーノ・ラザロニ監督も「本田はとてもプロフェッショナルな選手であり、(サロモン・)カルーらと同様に、チームの役に立ってくれる選手だ」と、試合後に語っている。

 ちなみに『O Globo』は、試合が行なわれたのがペルナンブーコ州レシフェであることから、「本田はこの地で2度目となるゴールを挙げた。6年前(ブラジル・ワールドカップ)にはコートジボワールに敗れたが、この日曜日は2-1の勝利の要因となった」と、過去のエピソードも紹介している(※今回とブラジルW杯とは会場が異なる)。

 大きな役割を果たし、その価値を高めた本田。彼が率いる上り調子のボタフォゴは次戦、10月14日にグレミオ(暫定14位)とアウェーで対戦する。

構成●THE DIGEST編集部
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