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日本代表

「他の選手とは違うレベル」カメルーン戦の久保建英をスペインメディアが称賛!直接FKは「ほとんどゴール」

THE DIGEST編集部

2020.10.11

タイプアップ間際に久保が放ったFKは、惜しくもネットを揺らせなかった。(C)Getty Images

タイプアップ間際に久保が放ったFKは、惜しくもネットを揺らせなかった。(C)Getty Images

 スコアレスドローに終わった10月9日の国際親善試合カメルーン戦、日本代表の久保建英はベンチスタートとなり、65分から交代出場を果たしている。

 積極的に攻撃に絡んだチーム最年少の19歳は、84分にドリブルでマーカーを振り切り、ゴールライン際から絶妙なクロスを上げたが、ボールはわずかに頭で合わせようとした大迫勇也の頭上を越える。

 そしてアディショナルタイム、伊東純也がファウルを受け、ペナルティエリア右外で得たFK。このラストプレーで、久保の左足から放たれた鋭い弾道のボールは、しかしクロスバーに弾かれて(久保自身は「GKオンドアがナイスセーブをしたのかなと思う」と振り返る)、劇的な決勝弾とはならなかった。

 両チームともに得点機の少なかった一戦で最もゴールに近づいたと言えるこのシュートについて、スペインのメディア『MARCA』は動画付きの記事で「パワフルなショット。久保の新しい側面が見られた。ボールはもう少しのところで入らなかった」と伝えた。

 同じく『AS』も「95分のFK。勝利のためにゴールを狙った久保の大胆さ」と、やはり動画でこのプレーを紹介している。
 
 同メディアはまた、久保が「日本代表でもスタメンから外れた」とも綴っているが、以前から彼のビジャレアルでの境遇に不満や疑問を呈しているレアル・マドリー専門メディアの『Defensa Central』は案の定、レンタル先クラブの起用法を皮肉るとともに、このFKに言及している。

「彼はカメルーン戦で、他の選手とは違うレベルのパフォーマンスを披露した。ビジャレアルでのプレー時間が少ないにもかかわらず、世界的な選手として相応しいスキルを有していることを示すのに、多くの時間を要しなかった。この角度のない位置からの『ほとんどゴール』のFKは、日本人たちを驚かせた」

「コース、パワーともに申し分なかった。もう少しでファインゴールだった」と続けた同メディアは、「日本サッカー界のアイドル」である久保を「別の惑星からやって来た」「リアル大空翼(スペインでは「オリバー・アトム」)と手放しで称賛した。

 このように、スペイン・メディアからも高い関心を寄せられている日本代表としての久保。13日のコートジボワール戦でも、そのプレーに彼らの視線が注がれる。もちろん、その起用法にも……。

構成●THE DIGEST編集部
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