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「圭佑はお金の使い方がすごかった」家長昭博×本田圭佑の豪華対談で明かされた中学時代の秘話とは…

THE DIGEST編集部

2020.11.06

©︎AnyMind JAPAN

 文字通りの豪華対談だ。

 ブラジルのボタフォゴでプレーする本田圭佑が、自身が運営するWEBサイト「NOW DO」の企画で川崎フロンターレの家長昭博へのインタビューを実施。その一部をYou Tubeで公開した。中学生時代にガンバ大阪の下部組織でしのぎを削り合ったふたりの天才が、当時の思い出や笑い話、そして現在の教育について熱く本音で語り合っている。

 ホスト役の本田がリードする形で始まった対談の本編は1時間20分にも及ぶロングインタビューで、ふたりの出会いや、その後のピッチ内外での競争、当時のお互いへの思いなど、本人同士しか知らないエピソードがふんだんに披露されている。

「アキに負けたらアカンと思ってて、毎日勝負してたやん。少なくとも気持ちでは負けてへんというところはね。情熱だけでは、というような気持ちでいたのは正直なところ」

 想いをそう打ち明けた本田に対して家長は、

「3年間、いっつも横にいた記憶があって。仲はいいけど俺にもめちゃくちゃ文句言ってくるし、悪いプレーしたら叱ってくるし、練習中も激しくくるし。一番いろんな戦いをしたんじゃないかな。サッカー以外でも。思い出すと競い合ってた記憶ばっかり出てくる」

 と当時の本田の印象を明かし、さらに「圭佑は中学生の頃から大人だったよ。監督と話に行って1時間帰って来なかったり。大人になって考えてみたら大事なこと。本能でやってたのかもしれんけど」と中学生時代から「今の本田圭佑」の片鱗があったと振り返った。
 
 とりわけ、衝撃だったのがお金の使い方だったそうだ。「圭佑はたまに臨時収入が入ると、俺たちにマクドナルドを奢ってそのお金を使うのよ。俺らからしたら『その使い方すごいな』って思うねんけど、今と通じるところがあるよ。その頃から俺らと違う感じがあった」と懐かし気に語った。

 このエピソードの他にも、ワールドユースやオリンピック代表での裏話や引退後の展望まで、今まであまり語られなかったふたりの素の部分が盛りだくさん。最後は、現在の中高生たちに向けたふたりからのメッセージで締められた。

家長「中学生の時は、これは不得意やから戦わなくていいという考え方はなかった。今は多様性があって正解を導き出すのは早いから、脳が勝手に戦わないようにしちゃうかもしれないけど、なんでもやってみて一番になりたいというのはあってもいいのかな」

本田「限界を決めずに自分の本能に従ってやってみるでいいんじゃないか。上手くいくか上手くいかへんか、どう思われるかは二の次でくらいのアドバイスでいいかな、アキ?」

家長「それを俺へのアドバイスと思って聞いとくわ」

 最後の最後まで親し気なやり取りのなかで、ロングインタビューは終わった。

 普段は寡黙なイメージがある家長だが、この対談では終始笑顔で楽しそうに本田との会話を楽しんでいるようだった。幼少期を共に過ごした本田圭佑だからこそ、家長昭博のいつもと違う一面を引き出せたのだろう。視聴者にとって至福の対談だったのはもちろん、本田、家長の両人にとっても貴重な時間になったようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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