オーストリア遠征中の日本代表は11月13日(現地時間)、国際親善試合でパナマ代表と対戦し、南野拓実のPKで1-0の勝利を飾った。
FIFAランキング27位の日本は序盤、同77位のパナマに苦しめられたが、徐々にペースを掴んでチャンスを生み出し、後半は主導権を握ったまま、61分に得たPKによる1点のリードを最後まで守り切った。
この一戦について、ブラジルのメディア『globo.com』は、試合内容を鑑みて「パナマ相手の1-0という結果は、『エキサイティング』とは程遠いものだろうが、チームが進化するためのテストの場ということでは、良い試合だった」と評している。
また、同メディアは日本代表の出場全選手についても評価を綴っているが、この試合のベストプレーヤーに挙げたのは、後半から登場したMFの遠藤航だった。
「後半にチームを改善させた立役者。中盤をケアした彼は、ほとんどの勝負を制し、ボールを失ったのは一度だけだった。攻撃では良いパスを見せた他、アディショナルタイムにはペナルティーエリア前の好位置でFKを奪った。ブンデスリーガで良い時を過ごしており、それが代表でも反映されている」
成長を続けるこのシュツットガルトのMFと同じく、採点「7」を与えられたのが、この試合では2シャドーの一角を担った久保建英で、寸評では「この試合で代表初ゴールは生まれなかったが、19歳の“宝石”は非常に心強いパフォーマンスを披露した」と称賛されている。
同じく7点の鎌田大地は、71分からの出場だったが、同メディアは「日本代表でのベストパフォーマンス。パスでは、信じられないほどの正確さを示した。20分間のプレーで、浅野拓磨に3回、三好康児に1回、チャンスを提供」と、こちらも大絶賛ぶりだった。
一方、パナマ相手には2年前の対戦(3-0)でも決勝点を挙げた南野は「6.5」。所属するリバプールからも公式サイトで「ペナルティースポットからこの試合唯一のゴールを決めた」と報じられた背番号10の、ブラジル・メディアの寸評は以下の通りである。
「中島翔哉の不在で10番のシャツを着た。通常はセカンドストライカーだが、この試合ではワントップを担った。前半は封じられるも、後半は力を発揮。長友佑都に惜しいラストパスを出した他、自ら相手GKの前でボールを受けてPKを獲得した。代表通算12点は、森保体制下の代表チームでは最高の数字である」
南野と同じ「6.5」は、57分からの出場でサイド攻撃を活性化させた原口元気、日本の3戦連続完封勝利に貢献した最終ラインの植田直通と板倉滉。以降、及第点の「6」がFW浅野、シャドーの三好、MF橋本拳人、WB室谷成、GK権田修一、「5.5」がMF柴崎岳、CB吉田麻也、そして「5」が長友となっている。
課題も残したが、同様に収獲を得て海外メディアからも評価を受けた日本。次戦、年内最後の一戦となる17日のメキシコ戦にも、良い流れを繋げることができるか。
構成●THE DIGEST編集部
FIFAランキング27位の日本は序盤、同77位のパナマに苦しめられたが、徐々にペースを掴んでチャンスを生み出し、後半は主導権を握ったまま、61分に得たPKによる1点のリードを最後まで守り切った。
この一戦について、ブラジルのメディア『globo.com』は、試合内容を鑑みて「パナマ相手の1-0という結果は、『エキサイティング』とは程遠いものだろうが、チームが進化するためのテストの場ということでは、良い試合だった」と評している。
また、同メディアは日本代表の出場全選手についても評価を綴っているが、この試合のベストプレーヤーに挙げたのは、後半から登場したMFの遠藤航だった。
「後半にチームを改善させた立役者。中盤をケアした彼は、ほとんどの勝負を制し、ボールを失ったのは一度だけだった。攻撃では良いパスを見せた他、アディショナルタイムにはペナルティーエリア前の好位置でFKを奪った。ブンデスリーガで良い時を過ごしており、それが代表でも反映されている」
成長を続けるこのシュツットガルトのMFと同じく、採点「7」を与えられたのが、この試合では2シャドーの一角を担った久保建英で、寸評では「この試合で代表初ゴールは生まれなかったが、19歳の“宝石”は非常に心強いパフォーマンスを披露した」と称賛されている。
同じく7点の鎌田大地は、71分からの出場だったが、同メディアは「日本代表でのベストパフォーマンス。パスでは、信じられないほどの正確さを示した。20分間のプレーで、浅野拓磨に3回、三好康児に1回、チャンスを提供」と、こちらも大絶賛ぶりだった。
一方、パナマ相手には2年前の対戦(3-0)でも決勝点を挙げた南野は「6.5」。所属するリバプールからも公式サイトで「ペナルティースポットからこの試合唯一のゴールを決めた」と報じられた背番号10の、ブラジル・メディアの寸評は以下の通りである。
「中島翔哉の不在で10番のシャツを着た。通常はセカンドストライカーだが、この試合ではワントップを担った。前半は封じられるも、後半は力を発揮。長友佑都に惜しいラストパスを出した他、自ら相手GKの前でボールを受けてPKを獲得した。代表通算12点は、森保体制下の代表チームでは最高の数字である」
南野と同じ「6.5」は、57分からの出場でサイド攻撃を活性化させた原口元気、日本の3戦連続完封勝利に貢献した最終ラインの植田直通と板倉滉。以降、及第点の「6」がFW浅野、シャドーの三好、MF橋本拳人、WB室谷成、GK権田修一、「5.5」がMF柴崎岳、CB吉田麻也、そして「5」が長友となっている。
課題も残したが、同様に収獲を得て海外メディアからも評価を受けた日本。次戦、年内最後の一戦となる17日のメキシコ戦にも、良い流れを繋げることができるか。
構成●THE DIGEST編集部