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日本代表

「クボがマドリーでプレーできないのは…」久保建英の“進化”と“課題”を指揮官、専門メディアが指摘!

THE DIGEST編集部

2020.11.12

エメリ間と気宇は久保のプレーに「満足している」と語る一方で「“開発”の余地がある」とも述べた。(C)Getty Images

エメリ間と気宇は久保のプレーに「満足している」と語る一方で「“開発”の余地がある」とも述べた。(C)Getty Images

 代表ウィークの現在は日本代表の一員として、13日のパナマ戦、17日のメキシコ戦に備えてトレーニングに励んでいる久保建英。この19歳の少年について、所属クラブであるビジャレアルのウナイ・エメリ監督が、ここまでのプレーぶりについて「満足している」と言及した。

 これは、彼がスペインのラジオ局『Cadena SER』のインタビューで語ったもので、「私がバレンシアの監督に就任した時(2008年)に見た、ダビド・シルバ(現ソシエダ)と特徴が似ている」と、スペイン代表の黄金時代を形成した偉大なMFの名を出して、久保のポテンシャルの高さを認めた。

 ただ、「我々とともにプロセスの途中にいる」というこれまでの考えに変わりはなく、「彼は成長し続ける必要がある。フェル・ニーニョやアレックス・バエナと同じように」と要求し、「(久保の所有元である)レアル・マドリーでプレーできないのは、まだ彼に“開発”の余地があるからだ。可能性を予測するのは難しい」とも主張した。

 完成されたレベルの選手でなければピッチに立つことができないマドリーでチームの一員となるには、ビジャレアルで押しも押されもせぬ主力となる必要があるが、エメリ監督は久保のポテンシャルの高さとその進歩を認めながらも、まだまだ多くのことを望んでいるようだ。
 
 これに対し、このバスク出身の指揮官をしばしば糾弾しているマドリー専門メディアの『Defensa Central』は「エメリはメンバーを決める際、マドリーの選手(久保)を考慮していない」と不満を示し、それでも久保が「先発出場するために苦しんでいたが、ようやく壁に穴を開けた」と、実力で指揮官の考えを変えたと指摘している。

「エメリは、久保のプレー(出場機会)を保証することはできないと語っているが、将来性のある少年には、指揮官の信頼が必要だ。自分が役に立っていると感じることで、モチベーションを高め、最高の力を引き出すことができる」

 こう主張する同メディアは、記事の後半でエメリ監督の前述のインタビューのコメントを引用して「彼は、今の久保にマドリーでの居場所がない理由を知っている」と綴っているが、皮肉が半分、そして「お手並み拝見」といったところだろう。

 一方、ビジャレアルの専門メディアである『VILLARREAL USA』は、スタメンで出場した最も直近の試合である、ヨーロッパリーグのマッカビ・テルアビブ戦での久保のプレーを取り上げ、彼がどのような進化を遂げ、また課題を残したかを分析している。

 ピッチを広く使うアタッカーとして、久保が5本のシュート、4本のラストパスなどで攻撃に関与したこの一戦で、カルロス・バッカの2点目をアシストした場面については「メスト・エジルを思い出させた」と表現し、「ゴージャスなパス」と称賛した。

 また、守備では2回のタックル、17回のプレスを仕掛けたが、これは今季最高の数字であり、与えられた役割をしっかりこなしていたことを評価している。

 一方で、ボールロストが6回あり、これを改善させる必要があること。そして、武器であるボールを持った際のプレーにより磨きをかけ、効果的かつ効率的なプレーを身につけるべきであると同メディアは訴えた。

 目の肥えたファンや現地メディアを感嘆させるプレーを披露できる才能と、チームプレーヤーとしての成長の余地を持った19歳。クラブ、代表での今後の経験が久保をどう変貌させていくのか。そして来夏、マドリーがいかなる判断を下すのか。大きな楽しみが待っている。

構成●THE DIGEST編集部

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