エイバルは11月30日(現地時間)、ラ・リーガ第11節でベティスとのアウェーマッチを2-0で制し、4試合ぶりの勝利を飾った。
両者スコアレスで迎えた後半、開始4分にCKでエステバン・ブルゴスがフリックして軌道を変えたボールに、反応良く左足で合わせたのは、ワントップの武藤嘉紀だった。
今季エイバルに加入した日本人ストライカーは、出場8試合目で待望の初ゴール。試合後には自身のSNSに「リーガ初ゴール!やっと。本当に長かった。どんなに苦しくてもやり続けると報われると再確認しました。応援し続けて下さった方々、本当にありがとうございました。一喜一憂せず、頑張ります!」と喜びの言葉、そしてファンへのメッセージを綴っている。
一方、エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は、背番号12を以下のように称賛した。
「彼はチームに、力強さと変化をもたらしてくれた。私が求めているものを理解しているということを、プレーで示してくれた。会話では互いに通訳を挟んでいるから、これは簡単なことではない。彼は素晴らしいプレーを見せ、全てを出し尽くしてピッチに倒れた(78分で交代)。ゴールも挙げたし、トップとしても見事だった。これ以上は望めない」
厳格な指揮官から大絶賛された日本人FWには、スペインの日刊紙『MARCA』も、「試合ごとに放つ輝きが強くなる。間違いなく、その価値は上がっている。ボール扱いの質は高く、ひたむきさがあり、他のFWにはない何かをもたらせる。メンディリバル監督は深みのある選手を望むが、武藤は完全にフィットした」と褒めちぎった。
欧州5大リーグのうち、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、ラ・リーガで得点を記録したことも話題になっている武藤だが、彼は1年間のレンタルでエイバルに在籍しており、あくまでも所有権はイングランドの名門ニューカッスルにある。
日々同クラブをカバーしている地元紙『Evening Chronicle』は、レンタル中の選手の活躍にも関心を示し、「786日ぶりのリーグゴール」と報道。カップ戦では昨季に1点を挙げたものの、プレミアリーグでは2018年10月のマンチェスター・ユナイテッド戦が最後であり、それ以来のリーグでの得点だったことを伝えている。
同メディアはそれで終わらず、SNS上でニューカッスル・ファンが「得点を挙げた武藤に、ニューカッスルでの未来はあるか?」という議論を展開していることも紹介。問いかけに対しては、「在籍時、武藤はそれほど悪くなかったのに使われなかった。無駄にしたものを取り戻してほしい」「かなり疑わしい」「絶対にない」といった回答が寄せられた。
また、武藤の他、ホセル(現アラベス)、ジョエリントン(ニューカッスル)といった、「マグパイズ」では結果を出せていない選手が、週末に揃ってゴールを挙げたことについて「別の黙示録だ」「狂ってる」との皮肉めいた投稿や、「ラ・リーガが(プレミアリーグに比べて)レベルがどれだけ劣っているか想像してごらん」と物議を醸すものも……。
スペインで自身の力を発揮できる環境を得た武藤。ニューカッスル・ファンがその帰還を心待ちにしたくなるほどの活躍を、この先も見せ続けてほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
両者スコアレスで迎えた後半、開始4分にCKでエステバン・ブルゴスがフリックして軌道を変えたボールに、反応良く左足で合わせたのは、ワントップの武藤嘉紀だった。
今季エイバルに加入した日本人ストライカーは、出場8試合目で待望の初ゴール。試合後には自身のSNSに「リーガ初ゴール!やっと。本当に長かった。どんなに苦しくてもやり続けると報われると再確認しました。応援し続けて下さった方々、本当にありがとうございました。一喜一憂せず、頑張ります!」と喜びの言葉、そしてファンへのメッセージを綴っている。
一方、エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は、背番号12を以下のように称賛した。
「彼はチームに、力強さと変化をもたらしてくれた。私が求めているものを理解しているということを、プレーで示してくれた。会話では互いに通訳を挟んでいるから、これは簡単なことではない。彼は素晴らしいプレーを見せ、全てを出し尽くしてピッチに倒れた(78分で交代)。ゴールも挙げたし、トップとしても見事だった。これ以上は望めない」
厳格な指揮官から大絶賛された日本人FWには、スペインの日刊紙『MARCA』も、「試合ごとに放つ輝きが強くなる。間違いなく、その価値は上がっている。ボール扱いの質は高く、ひたむきさがあり、他のFWにはない何かをもたらせる。メンディリバル監督は深みのある選手を望むが、武藤は完全にフィットした」と褒めちぎった。
欧州5大リーグのうち、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、ラ・リーガで得点を記録したことも話題になっている武藤だが、彼は1年間のレンタルでエイバルに在籍しており、あくまでも所有権はイングランドの名門ニューカッスルにある。
日々同クラブをカバーしている地元紙『Evening Chronicle』は、レンタル中の選手の活躍にも関心を示し、「786日ぶりのリーグゴール」と報道。カップ戦では昨季に1点を挙げたものの、プレミアリーグでは2018年10月のマンチェスター・ユナイテッド戦が最後であり、それ以来のリーグでの得点だったことを伝えている。
同メディアはそれで終わらず、SNS上でニューカッスル・ファンが「得点を挙げた武藤に、ニューカッスルでの未来はあるか?」という議論を展開していることも紹介。問いかけに対しては、「在籍時、武藤はそれほど悪くなかったのに使われなかった。無駄にしたものを取り戻してほしい」「かなり疑わしい」「絶対にない」といった回答が寄せられた。
また、武藤の他、ホセル(現アラベス)、ジョエリントン(ニューカッスル)といった、「マグパイズ」では結果を出せていない選手が、週末に揃ってゴールを挙げたことについて「別の黙示録だ」「狂ってる」との皮肉めいた投稿や、「ラ・リーガが(プレミアリーグに比べて)レベルがどれだけ劣っているか想像してごらん」と物議を醸すものも……。
スペインで自身の力を発揮できる環境を得た武藤。ニューカッスル・ファンがその帰還を心待ちにしたくなるほどの活躍を、この先も見せ続けてほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部