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「来年には実現させないと」ネイマール、盟友メッシとのコンビ再結成を熱望!具体的な言葉に様々な憶測も

THE DIGEST編集部

2020.12.04

ネイマール(右)はメッシ(左)との共闘を強く望んでいるようだ。(C)Getty Images

 12月2日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第5節で、パリ・サンジェルマンは3-1でマンチェスター・ユナイテッドを下し、勝点を9に伸ばした。

 引き分け以下に終わると厳しい状況に追い込まれる敵地オールド・トラフォードでの一戦、チームを勢いに乗せる先制ゴールを挙げたのは、エースのネイマールだった。開始6分、キリアン・エムバペのシュートのはね返りを、角度のないところから強烈に詰めたのである。

 さらに2-1とリードして迎えたアディショナルタイム、ラフィーニャの巧みなフェイントからの折り返しを受け、難なくゴールに流し込んで2点目。チームに勝点3をもたらし、最終節バシャクシェヒルとのホームゲームを有利な状況で迎えることが可能になった。

 殊勲の活躍にご機嫌のネイマールは、「CL優勝の夢を諦めることなんてできない。敗退することや、ヨーロッパリーグ(EL)でプレーすることなんて考えたこともない。今日は自分の責任を果たせたと思う。とにかく、ELでプレーするためにパリSGに来たわけじゃないからね」と試合を振り返るとともに、欧州制覇への思いを口にしている(ブラジル・メディア『ESPORTE INTERATIVO』より)。

 さらに彼は、現在は去就問題で注目されているバルセロナのリオネル・メッシについても言及。『ESPN』に対して、かつてのチームメイトとの再共闘を訴えた。

「僕が一番望んでいるのは、もう一度、メッシと一緒にプレーすることだ。そうすることで、彼もピッチ上で楽しむことができる。彼は僕のポジションでプレーできるし、全く問題はない。来年には実現させないとね」
 
 メッシといえば、今オフにバルサからの退団を表明してサッカー界に激震を走らせ、その後に残留したものの、今冬での移籍も噂されている。新天地候補としては、恩師ジョセップ・グアルディオラが指揮を執るマンチェスター・シティが有力とされるも、パリSGの名も挙がっている。

 ネイマール自身も、昨年にはバルサ復帰の動きがあったとされており、他にもレアル・マドリー、ユベントスなど、世界中のメディアによって幾つものクラブ名が移籍先として語られてきた。

 今回の発言の真意は、ネイマールがメッシへの変わらぬ友情を表明したということだろうが、「来年には」という具体的な言葉もあってか、「バルサ、パリSGのどちらで実現するのか?」「バルサは財政難で無理だから、パリSGがメッシ獲得に乗り出すのか?」、さらには「バルサの会長候補者に向けてのネイマールのメッセージでは?」など、様々な憶測が飛び交っている。

 この2人だけでなく、エムバペの去就にも様々な説が流れ、さらにはユベントスのクリスチアーノ・ロナウドにもマンチェスター・U行きなどの噂が浮上するなど、来夏にはビッグネームの「玉突き移籍」の可能性も囁かれている。ネイマールのコメントは、移籍市場の動向への注目を、改めて促すものとなったようだ。

構成●THE DIGEST編集部