海外サッカー

評価上昇中の南野拓実に地元メディアが期待!「本拠地アンフィールドでのゴールを」

THE DIGEST編集部

2020.12.27

南野は公式サイトのインタビューで「僕のような選手がもっと頑張る必要がある」と語った。(C)Getty Images

 今年1月にリバプールに加入し、プレミア王者の一員として2シーズン目を迎えた南野拓実は、ここまで浮き沈みの激しい時間を過ごしている。

 アーセナルとのコミュニティシールドでチーム初得点を記録する幸先の良いスタートを切り、カラバオカップでもファインゴールを決めるなど、その存在感を示していたが、今季加入したディオゴ・ジョッタのいきなりのブレイクで隅に追いやられた、

 数少ない先発での出場機会を得たチャンピオンズ・リーグのミッティラン戦でメディアから酷評されるパフォーマンスに終わってからは、影の薄い存在となってしまったが、ユルゲン・クロップ監督から与えられたインサイドハーフで試合ごとにパフォーマンスを上げると、メディアの見方も変わっていった。

 そしてFWに復帰したプレミアリーグ第14節のクリスタル・パレス戦、開始3分でリーグ初得点を記録すると、効果的なプレーを維持してチームの歴史的な大勝(7-0)に貢献。彼には多くの賛辞と、今後への期待が寄せられるようになった。

 数週間で状況が大きく変わった南野は今、大きな希望を抱いているようだ。クラブ公式サイトでのインタビューで、クロップ監督を悩ませている年末年始の過密日程についても、「とても楽しみにしている。週に2回試合があるので、プレーする機会が増えて嬉しい」と語っている。
 
 多くの怪我人を出しているチームにおいては、「僕のような選手がもっと頑張る必要がある。しっかりと準備をして、(プレーの)機会があれば、成果を上げたい」「120%の力を出して、最善を尽くす」と意気込む。

 リバプールはアンフィールドでここまでリーグ66試合無敗を記録しているが、2000人を上限に観客の入場が許可されることになったこのホームスタジアムでのプレーについて、南野は「理由は分からないが、常に勝てると感じる」と語った。

 27日のリーグ第15節のWBAとのホームゲームにおいて、南野をベンチスタートと予想する現地メディアは多いが、専門メディア『THIS IS ANFIELD』は「先発にせよ、途中出場にせよ、チャンスが来た時に最善を尽くし、サイドを走り続けることが、彼がアンフィールドで確立された選手になることを後押しする」と綴っている。

 同メディアはまた、「WBA相手にアンフィールドで初ゴールを挙げることが、より素晴らしい方法だ」と期待を寄せているが、良い流れに乗りつつある25歳の日本人はこれに応えられるか。

構成●THE DIGEST編集部
NEXT
PAGE
【動画】南野拓実が会心のプレミア初ゴール!7-0快勝を収めたクリスタルパレス戦の全ゴールハイライト