専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「驚くべきことだ」3戦連続で南野拓実を“使わない”指揮官に現地メディア、ファンが疑問の声

THE DIGEST編集部

2021.01.05

出番を与えられない南野の現状をに現地メディアが疑問の声をあげている。(C)Getty Images

出番を与えられない南野の現状をに現地メディアが疑問の声をあげている。(C)Getty Images

 1月4日(現地時間)、プレミアリーグ第17節が行なわれ、リバプールは敵地でサウサンプトンに0-1で敗北。今季2つ目の黒星を喫し、マンチェスター・ユナイテッドに勝点33で並ばれた。

 開始2分でセットプレーから失点を喫したリーグ王者は、その後、ボールポゼッションでホームチームを大きく上回り、攻勢を維持したものの、相手の集中力の高い守備を打ち破ることができず、予想外の結末を迎えることになった。

 ユルゲン・クロップ監督は試合後、「我々はもっとうまくプレーするべきだった。最初から敵に術中に嵌ってしまった」「意思決定も良くなかった」「もっとチャンスを作らなければならない」「準備ができていない選手がいた」と反省とともに選手への不満も表わしたが、この指揮官の選手起用に疑問を呈するファンも少なくない。
 
 南野拓実がベンチを温め続けたことにも、不満の声は多々寄せられた。14節クリスタル・パレス戦で自身リーグ初ゴールを挙げ、全体のパフォーマンスも称賛された25歳の日本人が、以降の3試合でピッチに立てなかったことについて、SNSでは「ずっとベンチにいることになるとは、驚きだ」「南野は先発出場するべきだった」「彼はクロップ監督に問いただすべきだ」などの意見が投稿されている。

 過密日程の中で行なわれている直近の3試合、ローテーションの採用という大方の予想に反し、クロップ監督は3トップをモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノで固定。しかし、自慢の「フロントスリー」は決め手に欠けてわずか1得点。交代選手にはジェルダン・シャキリが採用されるも、こちらも攻撃を活性化させることができないでいる。

 それゆえ、南野を待望する声は試合ごとに大きくなっており、それはメディアも同様のようだ。

 英国の総合サイト『HITC』はサウサンプトン戦のスタメンが発表された後、「また南野はベンチで時間を過ごさなければならない」と記し、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、南野の3戦連続不出場が決まると、「驚いたのは、拙攻にもかかわらず、クロップ監督がディボック・オリギや、輝きを放っている南野を頼らなかったことだ」と綴った。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号