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海外サッカー

“悪童”ロッドマンの愛娘は米女子サッカー界の至宝! ドラフト最年少でのプロ入りに「父の遺伝子は引き継いだけど…」

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021.01.15

父デニス(右)が溺愛する愛娘トリニティー(左)。やはりその身体能力は半端ない!? (C)Getty Images

父デニス(右)が溺愛する愛娘トリニティー(左)。やはりその身体能力は半端ない!? (C)Getty Images

 現地水曜日、サッカーのアメリカ女子プロリーグ(NSWL)でドラフト会議が行なわれ、注目ティーネイジャーのプロ入りが決まった。NBAのスーパーレジェンド、デニス・ロッドマン氏の愛娘であるトリニティー・ロッドマンだ。

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 ワシントン・スピリットの全体2位で指名されたトリニティーは「4歳でサッカーを始めてからずっと夢に見ていた」と興奮を隠せず、同席した母のミシェルさん(ロッドマンの3番目の妻)と熱い抱擁を交わした。今後はなでしこジャパンのFW横山久美、FW宝田沙織の両名とチームメイトになる予定だ。

 ドラフト会議を受けて、米ネットワーク『CNN』や『ESPN』などが大々的に報道。現在18歳のトリニティーは将来を嘱望される左利きのストライカーで、U-20アメリカ代表ではエースを担う。スピードとパワーを併せ持ち、昨年3月に開催されたCONCACAF(北中米カリブ海)のU-20大会では8得点・6アシストをマークして母国を優勝に導いた。今年1月20日開幕予定だったU-20女子ワールドカップでの活躍が期待されたが、残念ながら同大会はコロナ禍で中止が決まっている。

 昨年春にワシントン州立大学へ進学したものの、全米大学女子リーグもまたコロナ禍で開催が見送られ、2021年の日程も見通しが立っていない。本来なら大学卒業後のプロ入りを目ざしていたトリニティーは年明けに一大決心し、今回のドラフト申請に至ったという。「もっと良いプレーヤーになるために、そして学びを得るために、最高のタイミングでプロの世界に飛び込める。楽しみでしょうがないわ」と意気込む。2012年に開設されたNSWLでは最年少でのドラフト指名だ。

 報道陣から父デニスについて問われると、「父は確かに偉大なアスリートで、その遺伝子を受け継いではいるけれど、私は私」ときっぱり。「娘としてではなくトリニティー・ロッドマンとして知ってほしいの。私は私の道を切り開いてみせるわ」と話した。

 父デニスのインスタグラムには、同じくワシントン州立大学でバスケに打ち込むひとつ上の兄DJとともにたびたび登場。「才能に恵まれた兄妹よ」と“悪童”も目を細めるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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