海外サッカー

「ギリシャで状況は上向き」香川真司のPAOK移籍に所縁のある各国メディアも様々な反応

THE DIGEST編集部

2021.01.29

香川の背番号はドルトムント時代と同じ23に決まった。

 ギリシャ1部のPAOKは1月27日(現地時間)、1年半の契約で香川真司と合意したと発表した。この移籍決定を受け、香川が長くプレーしたドルトムントの地元メディアも反応している。

 地元紙『Ruhl Nachrichten』は、香川のかつてのチームメイト&友人のソクラティス・パパスタソプーロスがオリンピアコスに加入したことと合わせて、「かつてのBVBプレーヤーがギリシャでクラブを見つけ、幸せを求める」と報じ、香川については「スペインではラ・リーガ昇格を逃したが、ギリシャで状況は上向きになりつつある」と、その前途は明るいと捉えた。

 また、南米では、昨年、SNSで香川の獲得を求める運動を起こしたブラジル・ボタフォゴの専門メディア『FOFAONET』も、この移籍を報道。「本田圭佑とボタフォゴの中盤で一緒にプレーすることを期待されていた」と改めて伝えている。

 PAOKには香川以外にも、チェルシーが所有権を持ち、昨季はマジョルカで久保建英のチームメイトだったガーナ代表DFのアブドゥル・ラーマン・ババをはじめ、数人の新戦力が加わることになるが、その中のひとりボスニア・ヘルツェゴビナU-21代表FWウラジミール・ブラドニッチの母国メディア『JAJCE ONLINE』は「若きブラドニッチにとって、素晴らしいチームメイトがいる」と香川を紹介。経験豊富な日本人からのチャンスメイクを期待しているようだ。
 
 このように、多くの注目と期待を受けて再始動する香川。PAOKは2月1日にパネトリコスと対戦するが、これがデビュー戦となる可能性もある。本人もファンも待ちわびた実戦で、彼がどのようなプレーを見せるかが非常に楽しみだ。

 なお、スーパーリーグは14チームによる総当たりリーグ戦を終えた後、上位6チームと下位8チームで再び総当たりリーグを行なう。順位は、最初のリーグ戦のものを合わせた成績で決定される。

構成●THE DIGEST編集部

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