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海外サッカー

降格危機のヘタフェに希望を与えた久保建英。専門メディアは攻守での進化に注目

THE DIGEST編集部

2021.01.25

現地メディアは久保の攻撃面はもちろん、守備面での貢献も改善されていると説明した。(C)Getty Images

現地メディアは久保の攻撃面はもちろん、守備面での貢献も改善されていると説明した。(C)Getty Images

 1月25日(現地時間)、ラ・リーガ第20節で12位のヘタフェは、勝点2差の13位アスレティック・ビルバオと対戦する。

 順位では上とはいえ、敵は1週間前にバルセロナを破ってスーペルコパを制しており、ヘタフェにとっては厳しいアウェーゲームとなりそうだ。

 今冬、ビジャレアルとのレンタル契約を破棄してヘタフェに“編入”した久保建英は、これが3戦目となるが、現地メディアの多くは4-2-3-1の2列目右サイドでの先発出場を予想している。

 スポーツ紙『AS』は試合のプレビュー記事の中で、「久保とカルレス・アレニャを加えたヘタフェは2連勝を収め、士気と自信を取り戻した。2部降格の危険すらあったチームは、この10日間で再び欧州カップ戦出場を夢見ることが可能となってきた。アレニャが流動性とバランスをもたらし、久保は相手に混乱を生じさせる」と、ヘタフェの劇的な変化を伝えている。
 
 同じくスポーツ紙の『MARCA』も、「久保とアレニャは、新しいヘタフェの旗頭となり、その影響力でもって順位表に大きな変動をもたらし、このチームを襲った昨年末の“幽霊”を消してみせた」と、2選手の加入の大きな効果を強調した。

 また、今月3日にビルバオの指揮権を託されたばかりのマルセリーノ監督も、前日会見で「他の選手とは違う出自の久保とアレニャがいる」と、このバルセロナの下部組織出身の2人を警戒していることを明らかにした。

 このように、ヘタフェにポジティブな変化を与えたと絶賛されている久保だが、所有元レアル・マドリーの専門メディア『THE REAL CHAMPS』は、新天地での2試合における彼のプレーを振り返り、その変化を伝えている。

 ヘタフェでは2試合ですでに106分間プレーし、これがビジャレアルでの最初の7試合分に相当すると、前所属チームを軽く皮肉った同メディアは、得点力不足に喘いでいたヘタフェが久保とアレニャを迎え入れると、2試合ともに多くのチャンスを創れるようになったと、その効果の程をまずは訴えた。
 

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