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南野拓実に“トレード”話が浮上?現地メディアは放出に否定的「リバプールにとって良い前兆とはならない」

THE DIGEST編集部

2021.02.24

今冬にリバプールからレンタルで加入した南野拓実は、チェルシー戦でも巧みなゴールを見せた。(C)Getty Images

 サウサンプトンでのデビュー戦となったプレミアリーグ第23節ニューカッスル戦に続き、25節チェルシー戦でも巧みなゴールを決めた南野拓実。その評価を高めるとともに、来季以降の去就にも注目が集まるようになっている。

 現在の契約通りにシーズン終了後にはリバプールに復帰するのか、サウサンプトンが完全移籍を狙って交渉に乗り出すのか、という二択に割り込んできたのが、ラ・リーガの強豪セビージャで、敏腕SDモンチが獲得に動き、1000万ユーロ(約12億円)を移籍金として準備していることが、スペイン・メディア『LA RAZON』から報じられた。

 その後、今後はリバプールがセビージャのアルゼンチン代表アタッカー、ルーカス・オカンポスに興味を示したとの報道。ミランでは本田圭佑と、マルセイユでは酒井宏樹と共闘した同選手には6500万ユーロ(約80億円)の契約解除金が設定されているため、南野をトレードで差し出すことで金額を下げようとしているという。
 
 これについて、リバプールの専門メディア『Rousing The Kop』は「新たな攻撃選手によって利益は得られるだろうが、そのために南野を犠牲にすることは、チームにとって良い前兆とはならないだろう」と否定的に捉えている。

 また、同メディアはユルゲン・クロップ監督が長期的プロジェクトに南野も組み込んでいるという事実を挙げ、今夏に彼を売却するという予測を立てるのは非常に難しいと綴った。

 続けてオカンポスにも言及し、今季ここまでの31試合出場・7得点・4アシストという成績が、大金を費やすのに相応しいのかを疑問視。リバプールが獲得を狙っているといわれるアーリング・ハーランド(ドルトムント)やペドロ・ゴンサウベス(スポルティング)と比べても見劣り感が否めないとしている。