現地時間2月27日に行なわれたシャルケ戦でブンデスリーガ初ゴールを決めた遠藤航。さらに1ゴールを挙げ、加えて2つのアシストを記録し、5-1の大勝に大貢献したことで、現地では多くの称賛を浴びている。
ブンデスリーガでひとりの選手が2得点2アシストを決めたのは、今シーズン初めてのことであり、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)では、ロメル・ルカク(インテル)、ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ)に次ぐ3人目(『SofaScore』より)、そして、ブンデス参戦の日本人としては初というから、周囲の反応も当然かもしれない。
遠藤本人はSNSで「2ゴール2アシスト! 人生で初めてのこと。こんなことはもう起きないだろう」と英語で投稿し、ここにもファンから多くの賛辞や祝福の言葉が寄せられている。
シュツットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、この日本人ボランチについて「シーズン終盤には、より相手にとって危険な存在となるだろう」と語り、得点を偶然とは考えず、「我々は毎週、ハイレベルな練習をこなしている」と努力の賜物であることを強調した(『SWR』より)。
また、遠藤のことをチームの「ボディガード」「心臓」と形容しているスベン・ミスリンタートSDは、「ワタルは最高レベルの選手のひとりで、ずっとプレーしていられる」と、フィジカルやメンタルの強さにも言及し、「日本に戻る日まで、ここでプレーしてくれたら、さらに満足だ」と語った。
【動画】遠藤航がCKから決めた圧巻の2ゴールをチェック! メディアの称賛の声も止まない。日刊紙『BILD』は、「400%の日本人選手をシュツットガルトが祝福」と題した記事で、「『勤勉な働き蜂』と形容される選手に、大きな輝きが加わった」と報道。「400%」とは、この9か月間で市場価値が160万ユーロ(約2億円)から800万ユーロ(約10億円)へと大幅に上昇したことを表わしている。
シュツットガルトの副主将に対する、「兵士のようだ」(マタラッツォ監督)、「我々のために汚れ仕事を請け負ってくれている」(GKグレゴール・コーベル)、「チームを守るためにいる。非常に賢く、素晴らしい足技を持っている。我々のリーダーだ」(ミスリンタットSD)「ワールドクラス。ビッグクラスも注目しているはず」(フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督)といった賛辞を綴った同メディアは、続けてここまで遠藤が樹立した“記録”も紹介している。
・ここまでの公式戦26戦でほぼフルタイムの2340分間出場した唯一の選手(15節アウクスブルク戦は90分で交代)
・チーム最多の637回のデュエル。これはリーグ全体では3番目の多さ
・33回のファウル数、42回の被ファウル数はいずれもチーム最多
・シャルケ戦では両チーム合わせて最多の11.3キロメートルを走行
最後に、「シュツットガルトでヨーロッパリーグやチャンピオンズ・リーグに出場する」という目標、そして「プレミアリーグでプレーすること」という彼の夢を紹介して、同記事は締められている。
頼れる縁の下の力持ちから、一躍主役に躍り出た28歳の日本人。今後、その価値をどこまで高めていくことができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
ブンデスリーガでひとりの選手が2得点2アシストを決めたのは、今シーズン初めてのことであり、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)では、ロメル・ルカク(インテル)、ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ)に次ぐ3人目(『SofaScore』より)、そして、ブンデス参戦の日本人としては初というから、周囲の反応も当然かもしれない。
遠藤本人はSNSで「2ゴール2アシスト! 人生で初めてのこと。こんなことはもう起きないだろう」と英語で投稿し、ここにもファンから多くの賛辞や祝福の言葉が寄せられている。
シュツットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、この日本人ボランチについて「シーズン終盤には、より相手にとって危険な存在となるだろう」と語り、得点を偶然とは考えず、「我々は毎週、ハイレベルな練習をこなしている」と努力の賜物であることを強調した(『SWR』より)。
また、遠藤のことをチームの「ボディガード」「心臓」と形容しているスベン・ミスリンタートSDは、「ワタルは最高レベルの選手のひとりで、ずっとプレーしていられる」と、フィジカルやメンタルの強さにも言及し、「日本に戻る日まで、ここでプレーしてくれたら、さらに満足だ」と語った。
【動画】遠藤航がCKから決めた圧巻の2ゴールをチェック! メディアの称賛の声も止まない。日刊紙『BILD』は、「400%の日本人選手をシュツットガルトが祝福」と題した記事で、「『勤勉な働き蜂』と形容される選手に、大きな輝きが加わった」と報道。「400%」とは、この9か月間で市場価値が160万ユーロ(約2億円)から800万ユーロ(約10億円)へと大幅に上昇したことを表わしている。
シュツットガルトの副主将に対する、「兵士のようだ」(マタラッツォ監督)、「我々のために汚れ仕事を請け負ってくれている」(GKグレゴール・コーベル)、「チームを守るためにいる。非常に賢く、素晴らしい足技を持っている。我々のリーダーだ」(ミスリンタットSD)「ワールドクラス。ビッグクラスも注目しているはず」(フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督)といった賛辞を綴った同メディアは、続けてここまで遠藤が樹立した“記録”も紹介している。
・ここまでの公式戦26戦でほぼフルタイムの2340分間出場した唯一の選手(15節アウクスブルク戦は90分で交代)
・チーム最多の637回のデュエル。これはリーグ全体では3番目の多さ
・33回のファウル数、42回の被ファウル数はいずれもチーム最多
・シャルケ戦では両チーム合わせて最多の11.3キロメートルを走行
最後に、「シュツットガルトでヨーロッパリーグやチャンピオンズ・リーグに出場する」という目標、そして「プレミアリーグでプレーすること」という彼の夢を紹介して、同記事は締められている。
頼れる縁の下の力持ちから、一躍主役に躍り出た28歳の日本人。今後、その価値をどこまで高めていくことができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部