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海外サッカー

「リザーブの選手を咄嗟に…」闘将ロイ・キーンの“鉄拳制裁”を元マンU戦士が告白

THE DIGEST編集部

2021.03.04

様々な逸話を持つ闘将ロイ・キーン。その恐怖エピソードが明かされた。 (C) Getty Images

様々な逸話を持つ闘将ロイ・キーン。その恐怖エピソードが明かされた。 (C) Getty Images

 サッカー界随一の強面として名高い元アイルランド代表MFのロイ・キーン。彼がどれほど恐かったのかが伺い知れるエピソードが明かされた。

 驚愕の裏話を披露したのは、ロイ・キーンとはマンチェスター・ユナイテッドでチームメイトだった元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドだ。現地時間3月2日に自身のYouTubeチャンネル『FIVE』において、若手選手に対する仕打ちが尋常ではなかったことを明かした。

 名将アレックス・ファーガソンが「歴代ベストイレブンをつくるのなら絶対に入れる」と推したほどのタフガイであるキーン。そんな百戦錬磨の猛者は若手選手にも甘くはなかった。ファーディナンドによれば、マンチェスター・Uの下部組織出身だったクリス・イーグルスが“標的”になったという。

 ファーディナンドは、その当時、怪我明けだったキーンがリザーブチームで練習していたことを明かしたうえで、「ロイが若手選手を殴ったんだ」と語った。

「忘れもしないよ。あの時のイーグルスはトップチームも経験していたからリザーブチームでは、自由を与えられていたんだ。そこに怪我明けのロイが入ってきた。それでイーグルスたち若手の状況が一変したんだよ」

【動画】伝説の退場シーン! キーンがシアラーに殴り掛かった決定的瞬間はこちら
 マンチェスター・Uのレジェンドであるキーンに対し、「イーグルスたちは、まるでネズミのように恐がっていた」というファーディナンドはこう続けている。

「ある日の練習中にロイに対して、イーグルスが遅れてタックルをしたことがあったんだ。そしたらロイが『おい、聞け。次にやったらどうなるか分かってるだろうな』と怒鳴ったんだ。そしてもう一度、ロイにボールが渡った時に、アピールに必死だったイーグルスはジャージを引っ張って倒したんだ。

 そしたらロイは咄嗟に振り返って、顔面めがけてパンチを繰り出したのさ。僕もあまりにビックリして止めに入ったよ。『おい、一体どうしたんだ。ロイ、彼はまだ幼いガキだぞ?』ってね。そしたら彼は『俺は警告した』と言っていた」

 解説者に転身してからも、歯に衣着せぬ言動が物議を醸すキーン。血気盛んだった現役時代の恐さは今以上だったようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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