３月14日（現地時間）、プレミアリーグ第28節が行なわれ、サウサンプトンはブライトンに１-２で敗れた。

　17位のチームをホームに迎えた14位のセインツ（サウサンプトンの愛称）は、序盤からチャンスを作るも活かせず、逆に16分にCKからルイス・ダンクのヘッド弾で失点。27分にチェ・アダムスが豪快なボレーを炸裂させて追いつくも、56分に相手のパスワークで中央を突破され、レアンドロ・トロサールの決勝ゴールを許してしまった。

　詰めの甘さと相手の堅守によって次の１点が奪えずに終わったセインツ。残留争いの上でも重要な一戦での敗北に、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、「我々は自己批判する必要がある。ハングリーさを失っており、これでは試合に勝つのは難しい」と、ネガティブなコメントに終始した。

　リーグ14敗目を喫したこの一戦、南野拓実は２試合ぶりに先発に復帰。左サイドを主戦場としてフィニッシュに絡んだり、好連係を披露したりもしたが、試合から消える時間も短くなく、65分にネイサン・レドモンドとの交代でベンチに退いている。

【動画】チェルシーの堅守を粉砕！南野拓実のゴラッソシーンはこちら 　目に見える結果を残せなかった日本代表FWに対し、現地メディアの評価は厳しめだ。スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は採点で及第点の「６」（10点満点）を与えたものの、地元メディア『Hampshire Live』のそれはチーム最低タイの「５」。寸評では「前半は試合によく絡んだものの、ハーフタイム明けではほぼ何もできず。セインツ加入から間もなくに２ゴールを挙げて以降、このアタッカーが果たしたものはほとんどない」と綴られた。

　クラブの専門メディアである『SAINTS MARCHING』は「いつも通り、試合に入っていくのに時間がかかり、チャンスを活かせず、シュートの場面では（ブロックされて）相手GKの力を試すこともできなかった。チームが望んでいたようなインパクトを残せないまま交代。漂流しているような感じだった」と、やはり厳しい評価で、採点は同じく「５」だった。

　そして、スポーツ専門メディア『90min』は、こちらも採点は「５」で、「セインツでのキャリアをスタートして以降、彼の影響力は衰え始めている」と綴っている。