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海外サッカー

「クラブ選びを間違えた」久保建英と「再び強い存在感」のアレニャ。明暗が分かれたヘタフェのレンタル組

THE DIGEST編集部

2021.04.08

ヘタフェでもポジションを得られていない久保。その才能に疑いの余地はないのだが…。(C)Getty Images

ヘタフェでもポジションを得られていない久保。その才能に疑いの余地はないのだが…。(C)Getty Images

 今冬にヘタフェの「救世主」として迎え入れられた久保建英とカルレス・アレニャ。ともにバルセロナの下部組織出身で、高い技術を擁するMF2人は一括りで見られることが多かったが、現在ではチームでの位置付けで明暗が分かれる形となっている。

 レアル・マドリーからのレンタル選手である久保はビジャレアルからの編入、アレニャはバルサからのレンタルで、それぞれ「アスロネス」に加入。ラ・リーガ第18節のエルチェ戦では、いきなりスタメンのアレニャは安定したプレーで攻撃を演出し、練習なしで途中交代出場した久保は2点に絡むド派手な活躍を披露した。

 最高の新天地デビューを飾った2人は、ともに先発出場した次節ウエスカ戦で、同じく「ラ・マシア」上がりのマルク・ククレジャと息の合ったコンビプレーを見せてヘタフェの攻撃をグレードアップさせ、連勝をもたらしたが、次のアスレティック・ビルバオ戦で1-5の大敗を喫すると、ホセ・ボルダラス監督が元の守備重視のサッカーに回帰したことで、ともにプレーに精彩を欠き始め、プレー時間も減少していった。

 両選手ともマドリー戦(1節順延分)でスタメン落ちし、以降はベンチから出場機会を窺う試合が続いたが、26節バジャドリー戦からアレニャがスタメン復帰を果たし、両サイドハーフ、トップ下などポジションを変えながらもプレー時間を維持しているのに対し、久保はバジャドリー戦では後半からの出場、次節アトレティコ・マドリー戦では出番なし、28節エルチェ戦では久々の先発出場でアシストを記録したものの、代表戦明けの29節オサスナ戦では9分間の出場にとどまった。
 
 スポーツメディア『VAVEL』のスペイン版は、アレニャについて「最近の試合では高いレベルでプレーできている」と評価。「このテクニシャンは、指揮官の戦術変更によって久保とともに卓越性を失っていたが、後のチームの様々な問題によって再びピッチ上で強い存在感を示すようになった」と綴っている。

「バルサが今夏に取り戻すことを検討している」(同メディア)23歳のカタルーニャ人は今週末、これまでボルダラス監督の下でアンタッチャブルな存在だったMFのネマニャ・マクシモビッチとポジションを争うことになるという。このセルビア人が代表戦からの帰国が遅くなり、まだコンディションが整わないと見られているためで、同じく不動の存在であるMFマウロ・アランバッリとコンビを組むことを、アレニャ自身も嫌がっていないとのことだ。

 様々な役割を、指揮官を納得させるだけのレベルでこなしているアレニャに対し、4歳下の久保は今なおヘタフェのスタイルへの適応に苦しんでいる点が見受けられ、スポーツ紙『AS』からは「ビジャレアルのプランは久保に適していたが、彼は期待に応えられず、焦り、そして戦えなかった。ヘタフェはその解決策として登場したが、彼らのプレースタイルは、久保のいるべきチームのそれではない。決断を間違えたのは明らかだ」と指摘されている。

 ヘタフェは4月10日にカディスと対戦するが、現時点で『AS』は4-2-3-1のトップ下に、同じスポーツ紙の『MARCA』は2トップの一角としてアレニャのスタメンを予想。一方、両メディアの予想メンバーに久保の名前は見当たらない。ともに輝いた加入時の姿を、残りのシーズンで再現することはできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】コロンビア代表DFを翻弄! 久保建英がマークした絶妙の今季初アシスト(4分25秒~)

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