セリエA9連覇中の絶対王者が崖っぷちに立たされている。
今シーズンに元イタリア代表の天才レジスタで、クラブOBでもあるアンドレア・ピルロを新指揮官に大抜擢したユベントス。しかし期待とは裏腹に、開幕から低調なパフォーマンスが続き、覇権争いからずるずると後退。残り9節となった現在、首位インテルとは勝点12差と大きく水を開けられている状況だ。
一部の現地メディアで「大きな名声と収入を失なう」(ユベントス専門メディア『Il Bianconero』)と危機感を煽られ、ピルロ更迭も囁かれる。そんななか、カルチョ屈指の名門は新シーズンでの復権を目指し、水面下で大幅なチーム刷新に着手しているようだ。
欧州サッカーのさまざまな移籍情報を発信する英メディア『90min』は、ユーベが今夏の移籍市場で、ソン・フンミン(トッテナム)とイ・ガンイン(バレンシア)の韓国代表コンビの同時獲得を進めていると報じた。
2022年6月で契約満了を迎える大黒柱のクリスチアーノ・ロナウド売却も画策中とされるユーベは、その売却益を元手に、アジアでの市場拡大というグローバルな戦略を携えて、“韓国化”を狙っているのかもしれない。
無論、人気銘柄の両雄の獲得レースは一筋縄ではいかない。とりわけ29歳でキャリアの最盛期を迎えているソン・フンミンには、すでにバイエルンやレアル・マドリーといったメガクラブからの関心も報じられている。
【動画】FIFAの年間最優秀ゴールに選出!ソン・フンミンが決めた衝撃の「70メートル独走弾」はこちら! トッテナムから週給20万ポンド(約2800万円)の5年契約という新オファーを提示された模様のソン・フンミン。『90min』はその現状について「トッテナムとの契約は2023年6月までだが、延長交渉は行き詰まっている」と見ており、そのうえで、ユーベ行きの可能性を次のように論じている。
「ソンはユベントスにとってワールドクラスの補強となり、狙っている強化ポイントでもある前線の刷新に適した人材だ。この韓国代表アタッカーが、これからコンスタントにチャンピオンズ・リーグのような欧州最高峰の舞台で戦いたいと願うなら、そして、毎年のように優勝できるクラブでプレーしたいと切望するなら、ユベントスへの移籍は大きな魅力に映るだろう」
もしユーベがソン・フンミンとイ・ガンインのダブル獲りを成立させれば、世界を驚かせるエポックメーキングな移籍になる。“韓国の至宝コンビ”の動向を、引き続き注視したい。
構成●THE DIGEST編集部
今シーズンに元イタリア代表の天才レジスタで、クラブOBでもあるアンドレア・ピルロを新指揮官に大抜擢したユベントス。しかし期待とは裏腹に、開幕から低調なパフォーマンスが続き、覇権争いからずるずると後退。残り9節となった現在、首位インテルとは勝点12差と大きく水を開けられている状況だ。
一部の現地メディアで「大きな名声と収入を失なう」(ユベントス専門メディア『Il Bianconero』)と危機感を煽られ、ピルロ更迭も囁かれる。そんななか、カルチョ屈指の名門は新シーズンでの復権を目指し、水面下で大幅なチーム刷新に着手しているようだ。
欧州サッカーのさまざまな移籍情報を発信する英メディア『90min』は、ユーベが今夏の移籍市場で、ソン・フンミン(トッテナム)とイ・ガンイン(バレンシア)の韓国代表コンビの同時獲得を進めていると報じた。
2022年6月で契約満了を迎える大黒柱のクリスチアーノ・ロナウド売却も画策中とされるユーベは、その売却益を元手に、アジアでの市場拡大というグローバルな戦略を携えて、“韓国化”を狙っているのかもしれない。
無論、人気銘柄の両雄の獲得レースは一筋縄ではいかない。とりわけ29歳でキャリアの最盛期を迎えているソン・フンミンには、すでにバイエルンやレアル・マドリーといったメガクラブからの関心も報じられている。
【動画】FIFAの年間最優秀ゴールに選出!ソン・フンミンが決めた衝撃の「70メートル独走弾」はこちら! トッテナムから週給20万ポンド(約2800万円)の5年契約という新オファーを提示された模様のソン・フンミン。『90min』はその現状について「トッテナムとの契約は2023年6月までだが、延長交渉は行き詰まっている」と見ており、そのうえで、ユーベ行きの可能性を次のように論じている。
「ソンはユベントスにとってワールドクラスの補強となり、狙っている強化ポイントでもある前線の刷新に適した人材だ。この韓国代表アタッカーが、これからコンスタントにチャンピオンズ・リーグのような欧州最高峰の舞台で戦いたいと願うなら、そして、毎年のように優勝できるクラブでプレーしたいと切望するなら、ユベントスへの移籍は大きな魅力に映るだろう」
もしユーベがソン・フンミンとイ・ガンインのダブル獲りを成立させれば、世界を驚かせるエポックメーキングな移籍になる。“韓国の至宝コンビ”の動向を、引き続き注視したい。
構成●THE DIGEST編集部