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日本代表

「サムライ監督」名古屋のフィッカデンティ監督を母国メディアが特集!「金儲けへ向かうことも多い中で…」

THE DIGEST編集部

2021.05.05

2014年に来日したフィッカデンティ監督は、FC東京、鳥栖、そして名古屋の3クラブの指揮を執ってきた。(C)THE DIGEST

2014年に来日したフィッカデンティ監督は、FC東京、鳥栖、そして名古屋の3クラブの指揮を執ってきた。(C)THE DIGEST

 今季のJ1リーグは、王者・川崎フロンターレの圧倒的強さもさることながら、名古屋グランパスの指揮官マッシモ・フィッカデンティの手腕が光っている。

 フィッカデンティ体制3年目を迎えた名古屋は、開幕10戦無敗のロケットスタートを決めて一時は首位に立ち、現在は首位川崎と勝点9差の2位につけている。際立つのが就任以降着々と植えつけてきた守備の堅さで、リーグ最小失点で3位に入った昨季からさらに進化し、同一シーズン連続無失点試合のリーグ記録(9試合)や、無失点継続時間のリーグ記録(823分)を打ち立てた。川崎との首位攻防2連戦は無念の連敗となったが、5月4日の試合では2-3と肉薄した好勝負を演じた。

 日本にしっかりと根を下ろして誠実に仕事を進め、着実に結果を残し、評価を高める様子は、母国イタリアでも好意的に受け止められているようだ。イタリアのサッカーメディア『CALCIOPOLIS.IT』は、「サムライ監督」フィッカデンティを特集している。

 フィッカデンティはイタリア時代、チェゼーナで長友佑都らを擁してセリエA残留を成し遂げるも、カリアリでは解任後すぐに再任されるなどワンマン会長に振り回され、最終的には解任の憂き目にあった。そうした「激動のイタリアでのキャリアの後に、情熱を取り戻すために」来日した指揮官は、同記事によれば「稀有な例」だという。

「イタリア人指導者が東方へわたってサッカーを教える際、その冒険が技術的な要素よりも金儲けへ向かうことは、しばしば起こることだ。一方で、日本を生き方の選択肢として選び、日本のリーグに腰を据えてアドバイスやサポートをする人々もいる。フィッカデンティはサッカーでは稀有な例で、ホームシックを理由に全てを放り出してすぐにイタリアへ帰ってくる多くの指導者とは正反対だ」
 
 同記事は、フィッカデンティの日本での指揮はFC東京、サガン鳥栖に続いて3クラブ目であり、その経験が生きていること、日本人からも「多くの知識を持った監督」と見なされていることを伝えている。

「彼は日本で最も経験のあるヨーロッパ人監督の一人で、多くのファンがいる。東方の人気のあるリーグで監督として成熟しつつあり、成功を収めている」

 また「彼は他の国に興味はない」「カリアリでの経験は、間違いなくイタリアに戻る動機にはならない」と記し、相思相愛の日本での監督キャリアが今後も続いていくことを示唆した。

 2015年のFC東京の4位躍進や昨季のACL出場権獲得など、確かな功績を残してきたフィッカデンティ監督だが、まだタイトルを獲った経験はない。名古屋で真の成功を収められるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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