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Jリーグ・国内

ヴェルディの4連覇を止めたエスパルス。柴崎岳&大迫勇也がタイトル獲得…Jリーグが選定したルヴァンカップ決勝の“名勝負”をプレイバック

サッカーダイジェスト編集部

2019.10.21

今年で27回目を迎えるルヴァンカップ決勝は、川崎と札幌の対戦となった。どちらが勝っても初優勝だ。(C)SOCCER DIGEST

今年で27回目を迎えるルヴァンカップ決勝は、川崎と札幌の対戦となった。どちらが勝っても初優勝だ。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは10月21日に、公式HPでルヴァンカップ過去26回の決勝から厳選した“名勝負”を取り上げた。選ばれたのは以下の6つの決勝カードだ。

1996年/ヴェルディ川崎対清水エスパルス
2004年/FC東京対浦和レッズ
2008年/大分トリニータ対清水エスパルス
2010年/ジュビロ磐田対サンフレッチェ広島
2012年/清水エスパルス対鹿島アントラーズ
2014年/サンフレッチェ広島対ガンバ大阪

 1992年から始まるJリーグヤマザキナビスコカップ(現在のルヴァンカップ)では、ヴェルディ川崎(現在の東京ヴェルディ)が3連覇を達成。95年の開催がなく、迎えた96年に4連覇を阻止したのが清水だった。試合は長谷川健太などのゴールで2点を先行した清水だったが、ヴェルディに追いつかれ、延長戦に突入。延長で勝ち越すものの、再び追いつかれPK戦の末、初優勝を飾った。

 現在リーグ戦でも優勝争いの真っ只中にいるFC東京が初めてタイトルを獲得したのは、04年の決勝のことだ。3年連続で決勝進出している浦和を相手にスコアレスでPK戦に突入し、土肥洋一の好セーブで初戴冠を果たした。
 
 九州のクラブで初のタイトル獲得となったのは08年の大分。岡崎慎司らを擁する清水を高松大樹とウェズレイのゴールで2-0で下した。

 これまでの決勝で一番多くのゴールが生まれたのが10年の磐田対広島。前田遼一のゴールで2-2の同点に追いつき延長に突入すると、最終スコア5-3で磐田が2度目の戴冠を果たした。

 20回目の節目となった12年の大会は、MVPを獲得した柴崎岳と、大会得点王の大迫勇也ら現在の日本代表の主力が輝いた大会だった。前述の二人に、昌子源、岩政大樹、小笠原満男、曽ヶ端準ら新旧の日本代表が合わさったチームは、決勝で2-1と清水を下し、鹿島がカップ戦2年連続5回目の優勝を達成した。

 14年は、広島とG大阪との初の“西日本勢”同士による決勝。また広島の森保一監督、G大阪の長谷川健太監督とこちらも初となる“JリーガーOB”同士による対戦が実現した。G大阪は、佐藤寿人の2ゴールで先行を許すも、パトリックの2ゴールで追いつき、大森晃太郎のゴールで3-2の逆転勝利を収めた。この年のガンバはJ2昇格初年度で、リーグ戦、天皇杯、ナビスコカップの3冠を達成した。

 今年で27回目を迎えるルヴァンカップ決勝。コンサドーレ札幌対川崎フロンターレの対戦は、どちらが勝っても初優勝となる。今年からVARが導入されるなど新しい試みもある中で、どんなドラマが待っているだろうか。10月26日(土)に埼玉スタジアムで13時5分にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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