海外サッカー

「PSGが払った大金の価値はない!」コパ敗北のネイマールを元Jリーガーの名手が辛辣批判!「過大評価されている」

THE DIGEST編集部

2021.07.21

アルゼンチンの身体を張った守りに苦戦を余儀なくされたネイマール。そのプレーに批判の声が相次いでいる。(C)Getty Images

 去る7月10日(現地時間)に行なわれたコパ・アメリカ決勝は、アルゼンチンがホスト国のブラジルを破り、28年ぶりの戴冠を果たした。

 長きに渡ってA代表の国際タイトルと無縁だったアルゼンチンのメディアやファンが歓喜に浸ったのは言うまでもない。さらに2006年のA代表デビュー以来、大黒柱として君臨してきたリオネル・メッシの初戴冠劇は世界で大きな話題を呼んだ。

 一方で"宿敵"に敗れたサッカー王国では、ナンバー10を背負ったネイマールへの批判の声が上がっている。

 連覇を目ざして挑んだ今大会のセレソンにあって、ネイマールの貢献度は計り知れない。6試合で2ゴール・3アシストと目に見える結果を残し、チームを力強く牽引した。ゆえにアルゼンチン守備陣の肉弾戦を前になす術を見失い、存在感が希薄なままタイムアップを迎えたエースのパフォーマンスには、小さくない失望があった。

"聖地"マラカナンで、アルゼンチンに敗れる――。ブラジル国民にとってはこれ以上ない屈辱もあいまって、責任を問われたネイマール。セレソンOBやメディアから酷評されるなか、最も辛辣な意見をぶつけたのが、1994年のアメリカ・ワールドカップ制覇に貢献したミューレルである。
 
 1995年に柏レイソルに約2か月間だけ在籍し、日本のファンにも馴染みのある名手は、イタリア・メディア『Tutto mercato web』で、「ネイマールは過大評価されている」と断言した。

「彼はパリ・サンジェルマンが払った大金に見合うだけの活躍なんて一度もしていない。そもそもその価値がないんだ。彼がバロンドールを手にすることはないだろう」

 同胞を皮肉ったミューレルは、さらに「偉大な選手は片手で数えられる」とネイマールへの批判を続けた。

「クリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシは、自分たちの価値をピッチで示す。だが、ネイマールはピッチ外のことしか話題にならない。彼がなによりも評価されているのはピッチの外での言動だ」

 これまでもたびたびピッチ外の言動が問題視されてきたネイマールではあるが……。偉大な先達であるミューレルの指摘に、なにを想うか。

構成●THE DIGEST編集部

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