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海外サッカー

守備の国・イタリアの“洗礼”にユベントスのデリフトが「理解できない」と不満を吐露! 気になる地元紙の評価は

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019.10.24

守備に対しては厳しい眼を向けるイタリア・メディアからの批判にデリフト(右)が意見した。 (C) Getty Images

守備に対しては厳しい眼を向けるイタリア・メディアからの批判にデリフト(右)が意見した。 (C) Getty Images

 鳴り物入りで加入した選手が、周囲から厳しい視線を向けられるのは避けられない。だが、今夏にユベントスに移籍したオランダ代表CBマタイス・デリフトは、一部の批判に納得できないようだ。

 昨シーズン、19歳にして母国の名門アヤックスの主将を務め、チャンピオンズ・リーグ(CL)でベスト4進出という躍進に貢献したデリフトは、バルセロナをはじめとする複数のメガクラブが争奪戦を繰り広げるなか、イタリア王者ユベントスへの移籍を決断した。

 主将のジョルジョ・キエッリーニが右膝の前十字靭帯を損傷して長期離脱したこともあり、デリフトは、レオナルド・ボヌッチのパートナーとして最終ラインのレギュラーを務めている。ただ、やはり守備の国イタリアというだけあって、やや不安定さを見せているオランダ代表CBのパフォーマンスに対しては、現時点で厳しい評価が下されている。

 イタリア紙『Tutto sport』によれば、一連の批判に対して、デリフトは、現地時間10月22日に行なわれたCLのロコモティフ・モスクワ戦後、母国オランダのメディアで、「自分は良いプレーをしたと思う。ミスはそれほどなかった」と、自身のパフォーマンスに対する誇りを強調した。
 

「批判は理解できないよ。今夜の僕は自分の仕事をしなければいけなかっただけだ。つまり、守備をするということだね。ロコモティフはほとんど枠内シュートを打っていない。まあ、批判に興味はないけどね。あまり記事を読むことはないし」

 ちなみにトリノを拠点とする『Tutto sport』は、ユベントスがロコモティフに先制点を許した場面では、「いくらかの責任」がデリフトにもあったとしたうえで、「期待に見合わぬパフォーマンスとの非難を正当化するほどのことではなかった」と評している。

 不当な批判があれば気分を害すのは当然だ。ただ、期待値が大きいだけに、一挙手一投足が注目されるのは、高額の移籍金で加入したトッププレーヤーの宿命でもある。8月に20歳になったばかりのデリフトは、守備の国でこれからどこまで飛躍するだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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