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日本代表

「セルティックの“解決策”に」古橋享梧の“デビュー戦”でのハットトリックに英国メディアや宿敵戦士も称賛!?

THE DIGEST編集部

2021.08.09

本拠地デビュー戦で鮮烈なハットトリックを決めた古橋(右)。そのパフォーマンスに賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

本拠地デビュー戦で鮮烈なハットトリックを決めた古橋(右)。そのパフォーマンスに賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

 8月8日(現地時間)、スコティッシュ・プレミアリーグ第2節が行なわれ、セルティックが6-0でダンディーを撃破。今季初勝利を飾った。
【動画】チームメイトとファンから祝福を受ける古橋! その満面の笑みはこちらでチェック

 開幕戦ではハーツに1-2で敗れていたスコットランドの古豪が迎えた本拠地セルティック・パークでの初戦は、開始20分で動く。リエル・アバダのクロスに反応し、ボールの軌道を変えてゴールに流し込んだのは、今季より加入し、この試合で初スタメンを飾った古橋亨梧だった。序盤に決定機を外していたものの、2度目のトライで早くもリーグ初ゴールを決めた26歳は、わずか5分後にもライアン・クリスティーのクロスに合わせて2点目を挙げる。

 完全に勢いに乗った日本代表FWは、3点リードで迎えた67分、今度はクリスティーのスルーパスを冷静にゴールに叩き込んでハットトリックを達成。69分、オドソンヌ・エドゥアールとの交代でベンチに退く際には、地元ファンから拍手喝采が浴びせられた。
 
 試合後、古橋は自身のSNSに「最高のファン、チームメイト、スタッフ、全ての皆様に頂いた舞台で、これ以上ない形でのデビューを飾ることができました! ただただ、感謝です。シーズンはまだ始まったばかり、努力を惜しむことなくさらなる高みを目指していきます」と投稿。そしてアンジェ・ポステコグルー監督も、今季、ともに日本からスコットランドに渡ってきた日本人FWを、「私が3、4年間見続けてきたものを、今、人々は目の当たりにした。それは彼のゴール、そしてハードワークとプレーへの意欲だ」と称賛した。

 鮮烈なデビューを飾った日本人選手に対し、現地メディアも好反応が目立つ。英衛星放送『Sky Sports』は、「木曜日のヨーロッパリーグ(対ヤブロネツ)で初ゴールを記録し、そのスキルと運動量でサポーターからの信頼を勝ち取ったフルハシは、2度の至近距離からのゴール、そして2万4500人の観客から称賛の拍手を受ける直前に3点目を決めた。そしてセルティックのファンは、新たなヒーローを発見した」と伝えている。

 また、英公共放送『BBC』は、「ハーフタイムに(元イングランド代表GKの)ジョー・ハートがフルハシを待ち受け、軽く頬を叩いた。それは新天地のホームゲームで彼が見せた素晴らしい45分間に対する感謝の意だった」とエピソードを紹介。さらに2つのアシストを決めたクリスティーとのコンビについて「セルティックのファンには“夢のコンビ”に見えた」と記述し、古橋のプレーについては、「目立ったのは攻撃面での滑らかさだけでなく、守備時の勤勉さだった」と、攻守両面での貢献ぶりを強調した。
 
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