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海外サッカー

今夏の欧州移籍市場を米メディアが査定!パリSGとマドリーは勝者であり敗者?ユベントスは「ダメージは小さい」との見解

THE DIGEST編集部

2021.09.03

メッシ獲得で前線の破壊力は増したパリSG。ネイマールとのコンビは楽しみだ。(C)Getty Images

メッシ獲得で前線の破壊力は増したパリSG。ネイマールとのコンビは楽しみだ。(C)Getty Images

 8月末日で幕を閉じた、欧州主要リーグの夏の移籍市場。コロナ禍で各クラブの財政事情が厳しくなる中、数々のビッグディールが実現して、世界中のサッカーファンを驚かせた。

 期待以上の成果を収めたクラブもあれば、必要な戦力すら得られずに終わったクラブもあり、市場において各クラブは明暗を分けることとなったが、アメリカの大手放送ネットワークのスポーツ部門『CBS SPORTS』は、主要クラブに限定して今夏の移籍市場での「勝者と敗者」を選定している。

 まず「勝者」に挙げられたのは、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、セビージャ。なかでもパリSGは、バルセロナを退団した世界最高の選手、リオネル・メッシを迎え入れた他、アクラフ・ハキミ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモス、ジョルジニオ・ヴァイナルダムといったワールドクラスを次々に獲得し、世界中のファンの注目を独り占めにしたのだから、当然の選定と言えよう。
 
 マドリーについては、パリSGのキリアン・エムバペを獲り損なったものの、来夏にフリーで獲得できる目途がつき、支払わずに済んだ莫大な移籍金を他に回すことが可能性になったこと、さらに超新星のエドゥアルド・カマビンガを手中に収めたことで、十分に「勝者」に分類できると同メディアは主張している。

 マンチェスター・Uはマドリーからラファエル・ヴァランヌを獲得した上に、土壇場でメッシとともに「ビッグ2」と目されるクリスチアーノ・ロナウドを復帰させることに成功。一方、セビージャはマドリーやチェルシーが獲得を狙ったジュール・クンデの流失を阻止し、ルーク・デヨングのレンタル放出でバルサ相手に主導権を握る等、名物SDのモンチの手腕が存分に発揮されたという。

 続いて「敗者」だが、面白いことに同メディアは、こちらにもパリSGとマドリーを選定。前者についてはエムバペを来年1月に売却しない限り、移籍金を得られなくなったこと、後者についてはラモス、ヴァランヌの離脱で最終ラインに経験豊かな選手がいなくなったものの、その穴埋めの補強に失敗したことを、それぞれ理由に挙げている。
 

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