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レアル・マドリー戦に挑む久保建英に指揮官が太鼓判!「プレッシャーを受けているようにはみえない」

THE DIGEST編集部

2021.09.22

所属元との対戦を控える久保。アピールして復帰への足がかりにしたいところだ。(C)Getty Images

 ビッグマッチを前に、指揮官からの高い信頼が伝えられている。

 現地時間9月22日、リーガ・エスパニョーラ第6節でレアル・マドリー戦を迎えるマジョルカの久保建英。

 その久保について、マジョルカの公式HPでは、クラブを率いるルイス・ガルシア・プラサ監督の試合前日会見の内容を掲載。マドリー戦に挑む意気込みやチーム状況、さらに久保建英のレンタル元であるクラブとの対戦への影響などもにも触れている。

 会見のコメントでは冒頭より「現在首位のチームとのゲームは最も厳しい試練となるだろう」と、強い警戒心を吐露していたが、その上でチームの現状については「守備面においては我々は素晴らしいレベルにある」と、ここまで5節を終え3失点という自信を覗かせた。そして攻撃では「まだまだ上積みが出来る」と、現在リーグ10位ではあるものの、前向きに見定めているようだ。
 
 古巣との対戦となった前節のビジャレアル戦、そして翌日に控えるレンタル元であるマドリ―戦と「因縁」の相手と相まみえる久保への想いも語った。

「ビジャレアル戦はタケにとって特別な試合だった。なぜなら彼はそのクラブでプレーしたが、必ずしも上手くいくことばかりではなかったから」と振り返るとともに、マドリー戦については「プレッシャーを受けているようにはみえない」とコメント。「(現在も)マドリー所属ではあるものの、マドリーでの試合出場の経験や、シーズンを過ごした経験も無い。彼は若いが落ち着きを持った選手、プレーに影響は無いだろう」と、明日の試合に挑む久保の心境を読み解くコメントを述べている。

 さらに「タケは重要な選手になるためにマジョルカへ来た。その為に確実に前進している」と続け、「いずれマドリーのようなクラブでプレーするに充分な素質は備えている」と、プレーヤーとしての将来性について高い期待を込めて語っていた。

 今季よりマジョルカに復帰し、すでに現在のチームの核とも言える存在の久保建英。リーガのピッチを踏み3シーズン目を戦う20歳は常に成長を続ける。ビッグクラブを向こうに回し、周囲の期待通りに大仕事をやってのける、そんな場面が訪れたとしても、もはや不思議ではないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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