イタリア・サッカー界に根深い人種差別問題があるのは周知の事実だ。その例は数え切れないが、それでも一つひとつに声を上げていかなければいけない。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、パルマのヤン・カラモがインスタグラムで人種差別メッセージがSNSに届いていたことを明かし、怒りを露にしている。
今夏にインテルからパルマにレンタル移籍をしたカラモは、現地時間10月26日に行なわれたセリエA第9節で、古巣とサン・シーロで対戦。チームが先制された3分後に同点弾となるゴールを決めた。
うれしい今シーズンの初得点をマークしたカラモだったが、両手を上げてセレブレーションをせず、古巣のサポーターに敬意を表した。『Gazzetta dello Sport』によれば、この振る舞いには逆にインテルのサポーターからは拍手が送られたという。
試合後、カラモはインスタグラムで「良い仕事」とのハッシュタグをつけ、ゴールシーンの動画を投稿。時間を空けて得点への喜びを表した。だが、コメント欄に、あるユーザーがサルやバナナの絵文字を送りつけたのだ。
カラモはインスタグラムのストーリー機能で「この許しがたいメッセージをみんなと共有したい」と、サッカー界から人種差別を撲滅しようと呼びかけた。
「サッカーは僕たち選手、そして君たちサポーターにとっての夢だ。世代を超えて伝わっていく情熱だ。君たちのフラストレーションは重要じゃない。こういうメッセージは存在してはいけないんだ」
直近でもインテルのロメル・ルカクやローマのクリス・スモーリングなど、インスタグラムで人種差別被害を明かし、差別撲滅を訴えている。彼らの願いが一刻も早くかなうことを願うばかりだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、パルマのヤン・カラモがインスタグラムで人種差別メッセージがSNSに届いていたことを明かし、怒りを露にしている。
今夏にインテルからパルマにレンタル移籍をしたカラモは、現地時間10月26日に行なわれたセリエA第9節で、古巣とサン・シーロで対戦。チームが先制された3分後に同点弾となるゴールを決めた。
うれしい今シーズンの初得点をマークしたカラモだったが、両手を上げてセレブレーションをせず、古巣のサポーターに敬意を表した。『Gazzetta dello Sport』によれば、この振る舞いには逆にインテルのサポーターからは拍手が送られたという。
試合後、カラモはインスタグラムで「良い仕事」とのハッシュタグをつけ、ゴールシーンの動画を投稿。時間を空けて得点への喜びを表した。だが、コメント欄に、あるユーザーがサルやバナナの絵文字を送りつけたのだ。
カラモはインスタグラムのストーリー機能で「この許しがたいメッセージをみんなと共有したい」と、サッカー界から人種差別を撲滅しようと呼びかけた。
「サッカーは僕たち選手、そして君たちサポーターにとっての夢だ。世代を超えて伝わっていく情熱だ。君たちのフラストレーションは重要じゃない。こういうメッセージは存在してはいけないんだ」
直近でもインテルのロメル・ルカクやローマのクリス・スモーリングなど、インスタグラムで人種差別被害を明かし、差別撲滅を訴えている。彼らの願いが一刻も早くかなうことを願うばかりだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部