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「予選敗退の危機に瀕している」森保ジャパンのサウジ戦完敗に豪メディアも反応!「直接対決に必死」

THE DIGEST編集部

2021.10.08

サウジアラビアに敗れて悔し気な表情を浮かべる日本の面々。その試合内容をオーストラリアのメディアはどう見たのか。(C)Getty Images

 サムライブルーが、苦境に立たされている。

 現地時間10月7日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で、日本代表はサウジアラビア代表と対戦。71分に柴崎岳のバックパスを奪われたのがキッカケとなった1点を守り切られて、0-1と敗戦した。

 これで3戦を終えて1勝2敗となった森保ジャパン。試合後、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「まだ3試合が終わっただけで最終予選は7試合が残っている。ここからが本当に負けられない試合となった」とコメントしたが、数多の得点機を作りながら完封されるなど乏しい内容に終始した彼らが危機的状況にあるのは間違いない。

 そんな日本の現況にライバルも素早く反応している。とりわけ10月12日に埼玉スタジアムで直接対決を控えているオーストラリアのメディアは、次戦が大一番になるという見解を示している。地元日刊紙『The Sydney Morning Herald』は、「サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)はオマーンを撃破。アーノルドのチームは日本に圧力をかける」と銘打ったレポートを掲載し、森保ジャパンとの一戦に力を込めた。
 
「グラハム・アーノルドの率いるチームは、この金曜の夜にオマーンを破り、連勝を『11』に伸ばした。彼らは火曜日の夜に埼玉で迎えるワールドカップ予選に先立ち、日本に明確な挑戦状を叩きつけた。勝てなければ、予選敗退の危機に瀕しているライバルへオーストラリアはプレッシャーをかけ続けている。

 サムライブルーは間違いなくアジアで最も力のあるチームとして誇りを保ってきた。だが、この最終予選では成績が芳しくなく、選手と監督のハジメ・モリヤス監督は大きなプレッシャーに苛まれている」

「日本がプレッシャーに苛まれている」――。そうした見方をする豪メディアは少なくない。同じく日刊紙『Daily Telegraph』は「今の代表チームはオマーンには上品すぎた」と母国代表を称えつつ、「2位のサウジアラビアに敗れた日本は後がなくなり、我々との直接対決に必死になっている」と評している。

 予選3試合で瀬戸際に追いやられた森保ジャパン。この危機的状況から脱するためにも、オーストラリア戦での勝点3が重要となるが、はたして……。

構成●THE DIGEST編集部