海外サッカー

「カマダを移籍リストに加えた」ミランが鎌田大地の獲得へ動くと専門メディアが報道!

THE DIGEST編集部

2021.10.24

プレーメーカーを求めるミランにとって、鎌田は有効な選択肢になりそうだ。(C)Getty Images

 イタリアのビッグクラブが、若き日本人プレーヤーに狙いを定めたようだ。

 ミランの情報を主に扱うニュースメディア『SempreMilan』はミランがフランクフルトの鎌田大地の獲得に動き出したと伝えている。

「ミランの新プレーメーカー探しが、25歳のアイントラフト・フランクフルトのスターにつながる」とのタイトルが掲げられたトピックでは、欧州屈指の名門が鎌田を求める理由を次のように述べている。

「10月16日に行なわれたベローナ戦の前半と、10月19日のチャンピオンズリーグ・ポルト戦のほぼ全試合で目についたのは、ミランが守備から攻撃への移行でかなり苦戦したことであり、ブラヒム・ディアスの不在と、経験の浅いダニエル・マルディーニを除けば唯一の純粋な攻撃的MFであるジュニオール・メシアスの不在がはっきりと感じられた」

 ここ数試合で表れた攻守の切り替え時のウイークポイントを挙げ、その上で「だからこそ、新たなプレーメーカーの獲得が視野に入ってくるのだ」と攻撃の核となるべき選手の必要性を提示した。
 
 また記事内では、「この25歳の攻撃的MFは、フランクフルトとの契約が2023年までとなっており、市場価値は2500万ユーロとされている」と現在の契約状況なども説明し、さらに「ミランがダイチ・カマダを移籍先リストに加えた」とも報じている。

 鎌田は今季、ドイツのブンデスリーガでリーグ戦7試合、国内カップ戦1試合、ヨーロッパリーグ(EL)3試合に出場している。10月21日のELグループリーグ第3節オリンピアコス戦ではフル出場を果たし、59分にチーム3点目となるゴールを決めてEL初勝利に貢献している。このゲームでは序盤から高い位置でボールを受け、精力的に動き続けるなど攻撃の起点として活躍。自身のゴールも相手GKが弾いたボールへの鋭い反応から生まれた見事なものだった。

 21歳で欧州に渡り、ドイツ、ベルギーでもプレー。フランクフルトでは主力としての地位を確立し、クラブでも日本代表でも貴重な戦力として存在感を示している。

 来季までの契約とされている中で、今回の報道がどのように影響するかは定かではない。だが鎌田の名門入りが実現するならば、イタリアの地で日本の若き才能がどのようなプレーをみせてくれるか、楽しみなのも確かだ。

構成●THE DIGEST編集部

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