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「フルハシ同様の万能選手」セルティック移籍が囁かれる前田大然を英メディアが高評価!「ライバルたちの将来を危ういものに」

THE DIGEST編集部

2021.10.25

驚異的なスピードが売りの前田は、前線の様々なポジションをこなせるユーティリティ性も売りだ。(C)Getty Images

 またひとり、ニッポンのサムライが欧州へと羽ばたくのだろうか。

 横浜F・マリノスの前田大然の欧州移籍の話題が国内外で持ち上がっている。現在、同じく日本人ストライカーである古橋亨梧が活躍し注目を集めているセルティックが獲得に動いているというのだ。

 セルティック指揮官は横浜を率いていたアンジェロ・ポステコグルー。今年の6月の退任まで前田を指導していたことで、再び同じクラブで「師弟関係」を築いたとしても不思議ではない。

 英サッカーサイト『THE 4TH OFFICIAL』は「ポステコグルーが日本人ストライカーと再開、フルハシの前例に倣って」とのコラムを掲載。さらなる日本人選手獲得について見解を示している。

 その中では「クラブはもう一度、Jリーグの調査を行なう」としてセルティックが前田獲得の意思があることを伝えており、選手としての特徴を「フルハシ同様、マエダも左サイドからでも、セカンドストライカーとしてでも、完全な『9番』としても使える万能選手」と紹介し、アタッカーとしての才能を高く評価している。
 
 前田は今季、Jリーグ第2節の広島戦での2得点を皮切りにコンスタントにゴールを記録。ここまでリーグ戦31試合に出場し18得点、8月15日の大分戦ではハットトリックを達成するなど、ストライカーとして一気に成長を遂げたシーズンとなった。

 同記事でも前田のここまでの活躍を振りかえり、その上で「(2022年)1月、ポステコグルー監督との再会が訪れるかもしれない」「近々スコットランドに渡り『Kyogoal(キョウゴール:セルティックでの古橋の愛称)』と一緒にプレーするのではないか」と、前田の今冬のセルティック移籍を予想した。

 さらに、セルティックの攻撃陣の現状についても触れ、古橋のこれまでのパフォーマンスとともに、ジョアン・フェリペやギオルゴス・ジャコウマキスなどについても「夏に加わった選手たちの素晴らしい活躍」とチームへの貢献度を讃えている。

 一方で、スイス人FWのアルビアン・アジェティに対しては「フルハシが負傷欠場している間、チャンスを掴むことができなかった」と評した上で「マエダの加入は今後、セルティックの攻撃的プレーヤーたちの将来を危うくするだろう」と締め括った。

 地元メディアの記事は、前田の加入をポジティブに捉えている。セルティックでの新たな日本人ストライカー誕生の可能性は、決して低くなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部