現地時間11月20日にプレミアリーグ第12節、リバプールが本拠地アンフィールドにアーセナルを迎え撃った一戦。両軍の睨み合いが続き、スタジアム全体に緊張感が漂っていた31分に、それは起きた。
【動画】華麗な連動性! 質の高いカウンターを完成させた南野拓実のゴラッソシーン
リバプールの守護神アリソン・ベッカーが味方をプッシュアップさせるべく敵陣へロングボールを蹴りこむと、キープしようとサディオ・マネと日本代表DF冨安建洋が競り合う。しかし、両者はもつれ、ボールはアーセナルボールとなってタッチラインを割った。その次の瞬間だった。アーセナルのミケル・アルテタ監督がピッチに入らんばかりの勢いで主審に物言いをしたのだ。
そんな敵将の態度を見るやリバプールのユルゲン・クロップは、「なんだ? なんだって!」とヒートアップ。これにアルテタ監督も呼応し、両軍指揮官は今にも掴みかからんばかりの勢いで激しく言い合ったのである。
その後、主審のマイケル・オリバーがエキサイトした両監督にイエローカードを提示。なんとか事態を収拾させたが、鋭い剣幕で"衝突"したクロップとアルテタの振る舞いは、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』が「アルテタの引き起こしたタッチラインでの攻防は間違いだった」とクローズアップするなど、小さくない物議を醸した。
ではなぜ、両指揮官は周囲を騒然とさせるほどにエキサイトしたのか。試合後に「相手が荒ぶったからだ」と説明したのは、クロップである。
「それほど大したことではない。ただ、あの場面でサディオはトミヤスに対してクリーンに行っていた。誰もファウルはしていないし、何もなかったことは明らかだった。彼は単にフィジカルな選手なだけだ。それなのにアーセナルのベンチはまるでサディオにレッドカードを出すべきだと言わんばかりにアピールしたんだ。ああやって相手がベンチから詰め寄って来たら、こちらが何も反応しないのは無理だ」
さらに「私は『あんなシチュエーションで一体何が望みだ』と相手に聞いた。ああやってサディオを退場させようとしたことにうんざりしている」と語ったクロップ。一方のアルテタは、ピッチサイドでの振る舞いとは打って変わって冷静に振り返っている。
「とくに言うことはない。彼(クロップ)は自分のチームを守ろうとしただけだし、私も自分のチームを守ろうとした。それだけだ」
0-4という結果が表すようにリバプールに対し、序盤から劣勢を余儀なくされたアーセナル。それだけに単なる接触プレーに対して見せたアルテタの行動は、チームを発奮させるためのものだったのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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リバプールの守護神アリソン・ベッカーが味方をプッシュアップさせるべく敵陣へロングボールを蹴りこむと、キープしようとサディオ・マネと日本代表DF冨安建洋が競り合う。しかし、両者はもつれ、ボールはアーセナルボールとなってタッチラインを割った。その次の瞬間だった。アーセナルのミケル・アルテタ監督がピッチに入らんばかりの勢いで主審に物言いをしたのだ。
そんな敵将の態度を見るやリバプールのユルゲン・クロップは、「なんだ? なんだって!」とヒートアップ。これにアルテタ監督も呼応し、両軍指揮官は今にも掴みかからんばかりの勢いで激しく言い合ったのである。
その後、主審のマイケル・オリバーがエキサイトした両監督にイエローカードを提示。なんとか事態を収拾させたが、鋭い剣幕で"衝突"したクロップとアルテタの振る舞いは、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』が「アルテタの引き起こしたタッチラインでの攻防は間違いだった」とクローズアップするなど、小さくない物議を醸した。
ではなぜ、両指揮官は周囲を騒然とさせるほどにエキサイトしたのか。試合後に「相手が荒ぶったからだ」と説明したのは、クロップである。
「それほど大したことではない。ただ、あの場面でサディオはトミヤスに対してクリーンに行っていた。誰もファウルはしていないし、何もなかったことは明らかだった。彼は単にフィジカルな選手なだけだ。それなのにアーセナルのベンチはまるでサディオにレッドカードを出すべきだと言わんばかりにアピールしたんだ。ああやって相手がベンチから詰め寄って来たら、こちらが何も反応しないのは無理だ」
さらに「私は『あんなシチュエーションで一体何が望みだ』と相手に聞いた。ああやってサディオを退場させようとしたことにうんざりしている」と語ったクロップ。一方のアルテタは、ピッチサイドでの振る舞いとは打って変わって冷静に振り返っている。
「とくに言うことはない。彼(クロップ)は自分のチームを守ろうとしただけだし、私も自分のチームを守ろうとした。それだけだ」
0-4という結果が表すようにリバプールに対し、序盤から劣勢を余儀なくされたアーセナル。それだけに単なる接触プレーに対して見せたアルテタの行動は、チームを発奮させるためのものだったのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部