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「圧倒的リードの中でも集中し続けた」冨安健洋の姿勢を現地メディアが高評価!怪我の状態を懸念する声も

THE DIGEST編集部

2021.12.19

大事をとって途中交代した冨安。怪我が軽傷であることを祈るばかりだ。(C)Getty Images

 現地時間12月18日、プレミアリーグ第18節が行なわれ、アーセナルは4-1でリーズを下し、3連勝を飾った。

 敵地に乗り込んだ「ガナーズ」は、下位に沈むホームチーム相手に序盤からチャンスを作り出し、ガブリエウ・マルチネッリが16分に先制、続いて28分にはグラニト・ジャカの縦パスで抜け出して2点目を決め、さらに42分にはブカヨ・サカの技巧的なボール運びからのシュートが相手DFに当たって軌道が変わる幸運で、前半で3点をリード。75分にPKで1点を返されるが、84分にマルティン・ウーデゴーの見事なスルーパスで抜け出したエミール・スミス・ロウがトドメを刺した。

 攻撃では好連係によって4ゴールを生み出し、守備ではCBベン・ホワイトの軽率なスライディングによるPK献上以外には相手を封じ込むなど、大いに良さを発揮したアーセナルにおいて、冨安健洋はリーグ15戦連続の先発出場を果たし、安定したプレーを披露していた。しかし、52分にジョー・ゲルハートに右足首を踏まれて倒れ込み、さらに63分にはピッチに座り込んで右足ふくらはぎの状態を確認。このままセドリク・ソアレスとの交代を余儀なくされ、加入2戦目からの連続フル出場は13試合でストップした。
 
 試合後、ミケル・アルテタ監督は冨安の状態について「まだ分からないが、どちらかといえば筋肉系の怪我だろう。彼には大きな負担がかかっていた。チーム加入以来、毎試合に出場しており、今週も少し苦しんでいた。プレーを続けられるという確信が100%持てなかったので、交代させた。(深刻な)怪我でないことを願っている」とコメント。当の冨安本人は試合後、SNSで「勝点3! チームのパフォーマンスは素晴らしかった! 勝ち続けよう」と英語で投稿したが、怪我に対する言及はなかった。

 彼の状態には現地メディアも懸念を示し、英国の総合メディア『HITC』は上記のアルテタ監督のコメントを紹介した他、「アーセナルのビッグプレーヤーであり、ファーストチョイスとしての地位を確立した、CBもこなせる23歳の日本代表は、早急な回復が期待される。指揮官には、右SBに他の選択肢はあるものの、トミヤスがそのポジションで最高の選手であることは間違いない。来週(21日)のカラバオ・カップ(サンダーランド戦)では、彼をメンバーに含めないことが賢明である」と綴っている。