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海外サッカー

「エンドウは自分の限界に挑戦する」出場を続ける遠藤航を独メディア&指揮官が称賛!「努力を象徴する存在」

THE DIGEST編集部

2021.12.20

コンスタントにハイレベルなプレーを続ける遠藤に賛辞の声が止まない。(C)Getty Images

コンスタントにハイレベルなプレーを続ける遠藤に賛辞の声が止まない。(C)Getty Images

 サッカードイツブンデスリーガ、VfBシュツットガルト所属の遠藤航の奮闘が続いている。チームはリーグ下位に沈み苦しい戦いが続くなか、遠藤はピッチに立ち続け、そのプレーでチームメイトを鼓舞している。

 ドイツメディア『ZVW』では、そんな遠藤の特集記事を配信。チーム内で果たしている役割について、ペルグリノ・マタラッツォ監督のコメントも交えて伝えた。

 今季はシュツットガルトでチームキャプテンを務め、ここまで全試合に出場し16試合でフル出場(17節終了時)。日本代表でも主力であり、夏の五輪にもオーバーエイジとしてピッチに立ち、ベスト4進出に貢献した。

 記事では、「1月初旬からリーグ戦32試合、DFBポカール2試合に出場したほか、国際試合11試合、夏の東京大会では日本オリンピック代表として6試合に出場している」と、2021年の遠藤のここまでの出場試合数にも触れている。

「エンドウがここ数か月で達成したことは、信じられないほどだ」「彼はいつも、どこまでも自分の限界に挑戦する」とマタラッツォ監督のコメントも掲載しその活躍ぶりを讃える一方で、「28歳には休養が必要だ」とも述べている。
 
 また、現在、チームは16位と降格圏が迫っている状況だ。先月のマインツ戦から3試合続けて勝点を加えたものの、12月14日のバイエルンミュンヘン戦では0-5と大敗を喫し、19日のケルン戦も0-1で敗れるなど、浮上の兆しが見えないままだ。

 記事では「ブンデスリーガに残ることが最も重要だ」として、シュツットガルトの現状についても言及。その上で「この日本人選手は、今年のVfBの多大な努力を象徴するような存在」と、遠藤のチーム内での重要性を説いている。

 さらに「エンドウが、冬休み明けに他のチームより2日遅く準備を始めるという監督の申し出を断った」という興味深いエピソードも紹介しており、「彼の性格を物語っている」と遠藤の人間性を評した。

 今年最後のリーグ戦を終え、年明けより再びリーグ戦、さらに日本代表としてのワールドカップ・アジア最終予選の戦いも控えている。指揮官は、コンディションへの懸念を覗かせながらも、その活躍ぶりを讃えている。ピッチに立ち続ける遠藤の戦いはさらに続いてゆく。

構成●THE DIGEST編集部

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