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低迷のニューカッスルが吉田麻也の獲得か。英メディアが「ヨシダをイタリアから引き離せる」と報道

THE DIGEST編集部

2021.12.22

プレミアリーグでも十分な経験を積んだ吉田。世界的に豊富な資金力を誇るニューカッスルがベテランの日本人センターバックに関心を示している。(C)Getty Images

 日本人のベテランプレーヤーがイングランドの低迷するクラブの救世主となるのか。プレミアリーグの古豪ニューカッスル・ユナイテッドの補強候補として、セリエAのサンプドリア所属する吉田麻也の名前が取りざたされている。

 英メディア『TEAM talk』によれば、今シーズンここまで1勝7分け10敗の勝ち点10の19位と、降格圏内から抜け出せずにいるニューカッスルが、ディフェンス強化のために日本人センターバック獲得に乗り出していると報じた。

「ニューカッスルはプレミアリーグの『ベテラン』を獲得することで守備の苦境を改善することができるだろう」と、経験豊富なセンターバックの必要性をレポートした同メディアは、「マヤ・ヨシダも狙っている候補の中の一人だ」と訴えた。

 サウサンプトンで8シーズンを過ごした吉田について同メディアは、「ヨシダはサウサンプトンが4シーズン連続でトップ8入りを果たしたチームの一員だ」と強調。さらに「ニューカッスルがヨシダの獲得についてすでに調査を行なったとされている」と、具体的な動きも指摘した。
 
 セリエA2シーズン目となった今季の吉田は、リーグ戦ここまで開幕から12節連続での先発フル出場も含めて16試合に出場している。日本代表でも長年にわたり主力としてピッチに立ち、今夏の東京五輪をはじめオリンピックにも3度出場するなど、海外クラブや国際大会での経験値の高さは日本人歴代屈指だ。

 また、同メディアは記事中で、ニューカッスルが「この冬に魅力的なオファーを出せば、ヨシダをイタリアから引き離すことができると考えているようだ」と、今冬での獲得に自信を覗かせていると明かしている。

 若くして日本を飛び立ち、オランダ、イングランド、イタリアと欧州の舞台を14シーズンに渡り主戦場としてきた吉田麻也のプレミア復帰はあるのだろうか。サンプドリアでの活躍とともに、今後の動向に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部