現地時間3月5日、ブンデスリーガ第25節が行なわれ、シュツットガルトは3-2でボルシアMGを下し、実に10試合ぶりの白星を挙げた。
降格圏内に沈むシュツットガルトが勝点8差の古豪チームを本拠地メルセデス・ベンツ・アレーナに迎えた一戦、14分、35分と失点を喫して厳しい展開を強いられるも、38分に遠藤航が相手DFのクリアを拾って右足でゴールネットを揺らして追撃を開始すると、51分にクリス・ヒューリヒのヘッドで同点、そして83分に左サイドを切り裂いたボルナ・ソサのマイナスのクロスからサーシャ・カライジッチが狙いすました一撃をゴールに突き刺して逆転、以降はリードを守り切った。
「我々はボールをうまく支配し、守備も良かった。攻撃は良いプレーが多く、パワフルだった。選手の良いパフォーマンスが最後に報われ、とても嬉しく思う。我々はひとつにまとまっていた」と試合を振り返ったペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、また「0-2から3-2で逆転したことは、今後に繋がるはずだ」ともコメント。そして、この逆転劇で反撃の狼煙を上げる貴重なゴールを挙げた遠藤は、自身のSNSで「ついに勝利の道に戻りました。今後もこれを続けましょう」と英語で投稿し、喜びを表わしている。
前節ホッフェンハイム戦(1-2)でも今季通算2点目となる先制ゴールを挙げた遠藤は、試合前のクラブ公式サイトのインタビューで「8番ポジション(インサイドハーフ)で数試合プレーしたので、各試合で1、2ゴール、少なくともアシストは決めなければならない」と語っていたが、有言実行の2試合連続弾でチームを勢いづけ、降格圏からの脱却を狙うチームにとって貴重な働きを果たしてみせた。
そんなキャプテンに対する現地メディアの評価は高く、地元紙『STUTTGARTER NACHRICHTEN』は、採点(1~6点で低いほど良い)ではソサと並んで「1.5」の最高評価を与え、寸評では「1-2とする重要なゴール。主に守備的MFのパッサーとして機能し、後半開始直後には惜しいヘッド弾など攻撃面でも良いプレーを見せた。キャプテンとして、非常に効果的なプレーが光った試合だった」と賛辞を贈っている。
ドイツのサッカー専門誌『Kicker』は「14分、35分とボルシアMGがゴールを決めたのに対し、シュツットガルトは24分にカライジッチがチャンスでのヘッド弾を外していたため、試合は難しいものとなったが、少なくともエンドウは、ハーフタイム前に相手とのギャップを縮め、チームに新鮮な空気を吹き込む方法を知っていた」「相手の"不運なパス"からのエンドウのシュートで1-2にしてハーフタイムを迎えた」と、彼の得点場面に言及している。
さらに、その後の逆転劇においても日本人キャプテンが果たした役割の大きさを強調し、「彼のゴールはチームメイトに自信をもたらすとともにチームを後押しし、優勢に導いた」「48分の同点機はエンドウが失敗したものの、彼とチームメイトのその後のプレーは明らかに、同点とするに相応しいものだった」とポジティブに綴った。
そしてドイツの通信社『dpa』は、「シュツットガルトは0-2とされてからもショックを受けることはなく、ハーフタイム前に一矢を報いることに成功。ラミー・ベンセバイニがクリアに失敗した後、エンドウが仕返しをした後、ホームチームのファンはすぐに希望を育んだ」と報じている。
構成●THE DIGEST編集部
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降格圏内に沈むシュツットガルトが勝点8差の古豪チームを本拠地メルセデス・ベンツ・アレーナに迎えた一戦、14分、35分と失点を喫して厳しい展開を強いられるも、38分に遠藤航が相手DFのクリアを拾って右足でゴールネットを揺らして追撃を開始すると、51分にクリス・ヒューリヒのヘッドで同点、そして83分に左サイドを切り裂いたボルナ・ソサのマイナスのクロスからサーシャ・カライジッチが狙いすました一撃をゴールに突き刺して逆転、以降はリードを守り切った。
「我々はボールをうまく支配し、守備も良かった。攻撃は良いプレーが多く、パワフルだった。選手の良いパフォーマンスが最後に報われ、とても嬉しく思う。我々はひとつにまとまっていた」と試合を振り返ったペッレグリーノ・マタラッツォ監督は、また「0-2から3-2で逆転したことは、今後に繋がるはずだ」ともコメント。そして、この逆転劇で反撃の狼煙を上げる貴重なゴールを挙げた遠藤は、自身のSNSで「ついに勝利の道に戻りました。今後もこれを続けましょう」と英語で投稿し、喜びを表わしている。
前節ホッフェンハイム戦(1-2)でも今季通算2点目となる先制ゴールを挙げた遠藤は、試合前のクラブ公式サイトのインタビューで「8番ポジション(インサイドハーフ)で数試合プレーしたので、各試合で1、2ゴール、少なくともアシストは決めなければならない」と語っていたが、有言実行の2試合連続弾でチームを勢いづけ、降格圏からの脱却を狙うチームにとって貴重な働きを果たしてみせた。
そんなキャプテンに対する現地メディアの評価は高く、地元紙『STUTTGARTER NACHRICHTEN』は、採点(1~6点で低いほど良い)ではソサと並んで「1.5」の最高評価を与え、寸評では「1-2とする重要なゴール。主に守備的MFのパッサーとして機能し、後半開始直後には惜しいヘッド弾など攻撃面でも良いプレーを見せた。キャプテンとして、非常に効果的なプレーが光った試合だった」と賛辞を贈っている。
ドイツのサッカー専門誌『Kicker』は「14分、35分とボルシアMGがゴールを決めたのに対し、シュツットガルトは24分にカライジッチがチャンスでのヘッド弾を外していたため、試合は難しいものとなったが、少なくともエンドウは、ハーフタイム前に相手とのギャップを縮め、チームに新鮮な空気を吹き込む方法を知っていた」「相手の"不運なパス"からのエンドウのシュートで1-2にしてハーフタイムを迎えた」と、彼の得点場面に言及している。
さらに、その後の逆転劇においても日本人キャプテンが果たした役割の大きさを強調し、「彼のゴールはチームメイトに自信をもたらすとともにチームを後押しし、優勢に導いた」「48分の同点機はエンドウが失敗したものの、彼とチームメイトのその後のプレーは明らかに、同点とするに相応しいものだった」とポジティブに綴った。
そしてドイツの通信社『dpa』は、「シュツットガルトは0-2とされてからもショックを受けることはなく、ハーフタイム前に一矢を報いることに成功。ラミー・ベンセバイニがクリアに失敗した後、エンドウが仕返しをした後、ホームチームのファンはすぐに希望を育んだ」と報じている。
構成●THE DIGEST編集部
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