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「森保Jは難しい相手ではない」独紙、W杯開幕戦を楽観視。日本の連続出場には「アジアの低い競争力も利点」とズバリ指摘

THE DIGEST編集部

2022.05.25

ドイツ紙は日本をそれほど脅威をもたらすチームとは見ていないようだ。(C) JFA

 11月に開催されるカタール・ワールドカップへ向け、出場を決めている各国はさまざまな準備を行いながら大舞台での戦いを見据えている。「ベスト8以上」を目標に掲げる日本代表も、来月にはブラジルやパラグアイといった強豪国との親善試合を通して、チーム強化や選手選考も進められる。
 
 カタールの地で過去最高成績に挑む日本にとって高い壁となるのが、グループリーグで同組となった、優勝経験国との戦いだ。特に、初戦で対戦するドイツとの一戦は、その後の戦いを占う上でも最も重要な意味を持つゲームとなるだろう。

 反対に、サッカー大国・ドイツは各国に対し、どのような認識でいるのか、こちらも大いに気になるところだ。独紙『DONAUKURIER』では、W杯についての特集記事を配信、本大会での対戦が決定している日本、スペインなどの相手国について同メディアの印象を綴っている。

 記事では冒頭より「開幕戦では、指揮官のハンス・フリックが率いるドイツ代表チームが、扱いやすい相手と対戦することになった」と、日本との対戦について楽観的な見解を示している。さらに「2002年のW杯を韓国とともに開催した日本は、20年以上にわたって世界で最も重要な大会の常連である一方、アジア大陸での競争が比較的容易だったという利点もあった。過去『サムライブルー』は、ラウンド16の先に進めていない」として、日本のこれまでのW杯での実績も挙げている。

 また「タクミ・ミナミノやフランクフルトのダイチ・カマダといったプロフェッショナルは、攻守に渡って光るものがある」と、主力選手の能力を称えている一方で「第3ポットのハジメ・モリヤスのチームは、本当に難しい相手とは言えない。予選でサウジアラビアの後塵を拝し、グループ2位でワールドカップ出場を決めているのだから」と最終予選の結果についても言及した。

 他にも、ドイツと同じくグループ突破が有力視されているスペインとの対戦については「新しい世代を迎えて再びタイトル候補の一角を占めるようになった。これまでの最後の対戦では、ドイツが0‐6で負けている」として、警戒心を募らせている。

 前回大会、予想外の早期敗退という屈辱を味わったドイツ。今大会では初戦から手堅い試合展開が予想される中、大陸間プレーオフの勝者も含めたグループリーグにおいて本命の一角であることは間違いないだろう。4度世界王者を経験した強大な敵に対し、果たして日本は予想を覆す戦いを見せられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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