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日本代表

大失敗、挫折、恥ずかしい…チュニジア戦完敗の日本代表を海外メディアは酷評!一方で「価値あるテストだった」と指摘したのは?

THE DIGEST編集部

2022.06.16

チュニジア戦で0-3の完敗を喫した日本代表。主将の吉田が先制点となるPKを献上してしまった。(C) Getty Images

チュニジア戦で0-3の完敗を喫した日本代表。主将の吉田が先制点となるPKを献上してしまった。(C) Getty Images

 6月14日、キリンカップサッカー2022の決勝が大阪のパナソニックスタジアム吹田で行なわれ、日本代表は0-3でチュニジア代表に敗れた。

 4日前にガーナ代表を4-1の大差で下した日本は、カタール・ワールドカップに向けて重要なテスト機会となった6月の代表4連戦を勝利で締めたいところだったが、前半に幾つか決定機を創りながらも活かせずに折り返すと、55分に吉田麻也がスライディングタックルで相手選手を倒してPKを献上し、先制点を与えてしまう。76分には、DF間の連係ミスから追加点を奪われた。
 
 さらに日本はアディショナルタイム、2人のDFがついていたにもかかわらず、イッサム・ジェバリの見事なミドルを許して3失点目。3点差をつけられたのは、2019年11月19日の親善試合ベネズエラ戦(1-4)以来のことであり、森保一体制で3点以上を奪われた試合は、他に2018年10月16日の親善試合ウルグアイ戦(○4-3)、2019年2月1日のアジアカップ決勝カタール戦(×1-3)、2019年6月18日のコパ・アメリカ・チリ戦(×0-4)がある。

 攻守でミスが散見されたこの試合について、チュニジアが属するアフリカ・サッカー連盟(CAF)の公式サイトは「『カルタゴの鷲』はカタールW杯に向けての準備の一環として設けられた4か国よる大会の決勝で、『ブルーサムライ』を後半の3発で打ち負かした」と報じ、日本については「前半にボールを支配し、チュニジアにプレッシャーをかけたが、南野拓実と鎌田大地が明白な得点機を逃した」と逸機に言及した。

 自身が指揮官に就任して以降、6戦無敗でさらに無失点を継続しているチュニジア代表のジャレル・カドリ監督は「日本を研究した」として、「プレーは速く、攻撃の戦術が豊かで、特にサイドからの攻撃には細心の注意を払う必要があるが、時間の経過とともにスペースが生まれやすい。彼らは困難な状況に陥った時に多くのミスを犯す」と開催国の特徴を指摘。その分析に基づいた作戦を遂行し、見事に勝利を奪って、母国紙『Al Chourouk』からは「日本を“征服”し、トーナメントを制した」と称賛している。
 
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