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日本代表

大失敗、挫折、恥ずかしい…チュニジア戦完敗の日本代表を海外メディアは酷評!一方で「価値あるテストだった」と指摘したのは?

THE DIGEST編集部

2022.06.16

 カタールW杯のグループリーグで対戦する国のメディアの反応を見ると、スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』が「スペインのライバルである日本は、チュニジア戦で守備陣が大失敗」と題した記事で、「青いサムライたちは前半の明白な“支配者”だった」「アフリカ側は日本の“贈り物”を利用して活気づいた」と、日本がミスで自滅したことを強調。全失点に絡んだ吉田については「すぐに忘れるべき夜」と綴った。
 
 ドイツではスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「スタメンに6人のブンデスリーガ所属選手を含んだ4度のアジア王者は、同じカタールW杯出場を決めているチュニジアに大阪で敗北。本大会に向けての準備で、彼らは挫折を味わった」と報道。タイトルも「ドイツの敵である日本は、チュニジア相手にノーチャンスだった」という厳しい記述となっている。

 その他の国では、メキシコの放送局のサイト『tv azteca deportes』が「日本はホームで打ちのめされた」「日本は彼ら自身のミスの餌食となった」、中国の通信社『新華社』は「日本がチュニジアに0-3という驚きの敗北」「前半に先制できたはずだが、リバプールのストライカーとフランクフルトのスター選手のどちらも、チャンスを逸した」と報じた。

 最後に、ブラジルの総合メディア『globo』は、今回も日本代表の試合を詳しく報じたが、「日本はホームで恥ずかしい思いをした」との見出しをつけ、「3度のミスで3失点」の吉田(同メディアの採点では断トツ最低の「1」)の今後の起用について懸念を示し、枠内シュート0に終わった攻撃陣に対しても「何もなかった」と酷評。ただ、「脅威がないチームに勝つより、本気でプレーする相手に負ける方が利益は大きい」とも指摘し、「2回の敗北は、2回の勝利よりも価値のあるテストだった」と綴っている。

 奇しくも日本が完敗した同じ日に、欧州(UEFAネーションズリーグ)では、イングランドが躍進中のハンガリー相手にホームで94年ぶりの屈辱となる4点差負け(0-4)を喫し、イタリアはドイツとのアウェーマッチで1957年以来となる5失点(2-5)という歴史的な結果が生まれた。残りの準備期間があまりないなか、森保ジャパンはこれをどのよう活かせるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】前半は決定機を創出も… 3失点完敗のチュニジア戦ハイライト

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