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日本代表

NZは判定に憤慨も…堅守で予選突破のコスタリカ。日本の第2戦の相手は“死のグループ”をどう捉えている?

THE DIGEST編集部

2022.06.16

3大会連続6回目のW杯出場を決めたコスタリカ。第2戦で日本と激突する。(C) Getty Images

3大会連続6回目のW杯出場を決めたコスタリカ。第2戦で日本と激突する。(C) Getty Images

 現地時間6月14日にカタール・ワールドカップの大陸間プレーオフが行なわれ、コスタリカ代表が1-0でニュージーランド代表に勝利して、3大会連続6回目の本大会出場を決定。これで本大会に臨む32か国が出揃うと同時に、日本代表のグループリーグ第2戦の相手も決まった。
 
 中立地カタール・ドーハでの一戦、コスタリカは開始3分で左からのクロスをジョエル・キャンベルが複数の相手DFに寄せられながらもうまく合わせてゴール右隅に流し込んで先制と、幸先の良いスタートを切ったが、多くの時間帯でニュージーランドに攻め込まれる。7割近いボールポゼッションを許し、15本(コスタリカは4本)のシュートを浴びた中米の雄だったが、GKケイラー・ナバスを中心にした粘りの守備でこれをしのぎ切り、歓喜の瞬間を迎えた。

 ルイス・フェルナンド・スアレス監督が「最も重要なことは、チームが決して諦めなかったことだ。選手たちは素晴らしい回復力を有し、また強い忍耐力を示した。彼らを誇りに思う」と選手を称賛すれば、決勝点のキャンベルは涙を流しながら「みんなが自分の仕事を完遂したように、僕も仲間を助けるために自分の役割を果たした」と語り、守護神ナバスは「我々は最後まで信じることはやめなかった」と喜びと満足感を露にしている(自国日刊紙『DIARIO Extra』より)。

 対するニュージーランドは、39分にクリス・ウッドがゴールネットを揺らすも、その前のプレーでファウルがあったとしてVAR検証により取り消しとなり、相手のファウル(=PK)が疑われる幾つかのプレーが正当なものと判定された他、69分にはスライディングタックルが相手のくるぶしに入ったことでコスタ・バーバルセスが一発退場となるなど、審判によって不利を被ったと主張した。

 ダニー・ヘイ監督は「100パーセント失望した」と憤慨し、UAE人のモハメッド・アブドゥラ・ハッサン・モハメド主審の判定を批判するとともに、「FIFA(国際サッカー連盟)は、このレベルで試合を裁いたことがない者に審判を担当させる間違いを犯し、我々を失望させた」と運営にも怒りをぶつけた(自国メディア『Stuff』より)。また、CBのウィンストン・リードも「審判には、もっと経験豊富な人を選んでほしかった。今日起こったことは、ただ残念だ」と語っている(自国日刊紙『nzherald』より)。
 
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