来年6月に開催予定のアジアカップの3次予選が先日行なわれ、本大会進出の24か国が決定した。本田圭佑がゼネラルマネジャーを務めるカンボジア代表は残念ながら、グループDの最下位となり、大舞台には立てなかった。
インド・コルカタでの集中開催となった同グループは6月8日から14日までの間に総当たりのリーグ戦を行ない、開催国で首位通過を果たしたインドと2位の香港が出場権を獲得。3位にはアフガニスタンが入り、カンボジアは1分け2敗で勝利を奪えずに終わった。
この3試合で、巨大なソルトレイク・スタジアムのテクニカルエリアからカンボジア・イレブンに指示を送り続けた、実質的な監督である本田。彼のSNSでは、選手に指示を送り、激励し、労をねぎらう様子を多くの動画で見ることができる。
選手としては昨季のスードゥバ(リトアニア)を最後にフリーランスの状態が続いているものの、指導者、実業家として精力的な活動を続けている36歳。アフガニスタン戦後のミックスゾーンで、インドの日刊紙『The Hindustan Times』に対し、11月にカタール・ワールドカップ本大会を迎える日本代表等についても語っている。
同紙が「W杯では3大会でゴールを奪った選手であるホンダは、日本がカタールで良い時間を過ごすことを願っているが、一方でより現実的となり、『非常に難しいものになる』と語っている」と強調したとおり、グループリーグでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する母国代表チームに対し、本田は以下のように厳しい展望を示した。
「日本の人々は今回のW杯では、多くのことを期待していません。選手たちはこの状況を変えたいと思っていますが、ドイツ、スペインも次ラウンドへ進まなければならないわけで、とても難しいと思います。だから、日本が勝ち上がるのは、クレイジーなこと」
しかし、「僕は日本人であり、いつも自分の国をサポートするつもりです」とも語る彼は、「日本はこの数年、強い相手には良いプレーを見せている」と評価。これに対して、同メディアは前回大会の決勝トーナメント1回戦で一時は2点をリードしたベルギー戦(2-3)や、先日のブラジル戦(0-1)を例に挙げている。
また、本田はミラン時代についても質問を受け、「当時は苦労しました。とてもハードな時期であり、ベストを尽くそうとしましたが、あのチームの中ではうまくいきませんでした」と回想。古巣が今季、11年ぶりにスクデットを獲得したことについては「僕はミラニスタであり、彼らを祝福しました」と語った。ミランといえば、6月13日に本田が誕生日を迎えた際には、SNSで「36歳になってもまだ眩しい」と、かつての背番号10を祝福したものである。
その本田も常々、SNSを駆使して多くの注目を集めており、先日は「サッカーやるなら上目指せよ」との投稿で、「日本代表のことでしょうか?」と反応した堂安律とのやりとりが話題になった。現時点では悲観的な見方を示している日本代表のレジェンドだが、今後、戦いに臨む後輩たちに、いかなる言葉を贈るだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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インド・コルカタでの集中開催となった同グループは6月8日から14日までの間に総当たりのリーグ戦を行ない、開催国で首位通過を果たしたインドと2位の香港が出場権を獲得。3位にはアフガニスタンが入り、カンボジアは1分け2敗で勝利を奪えずに終わった。
この3試合で、巨大なソルトレイク・スタジアムのテクニカルエリアからカンボジア・イレブンに指示を送り続けた、実質的な監督である本田。彼のSNSでは、選手に指示を送り、激励し、労をねぎらう様子を多くの動画で見ることができる。
選手としては昨季のスードゥバ(リトアニア)を最後にフリーランスの状態が続いているものの、指導者、実業家として精力的な活動を続けている36歳。アフガニスタン戦後のミックスゾーンで、インドの日刊紙『The Hindustan Times』に対し、11月にカタール・ワールドカップ本大会を迎える日本代表等についても語っている。
同紙が「W杯では3大会でゴールを奪った選手であるホンダは、日本がカタールで良い時間を過ごすことを願っているが、一方でより現実的となり、『非常に難しいものになる』と語っている」と強調したとおり、グループリーグでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する母国代表チームに対し、本田は以下のように厳しい展望を示した。
「日本の人々は今回のW杯では、多くのことを期待していません。選手たちはこの状況を変えたいと思っていますが、ドイツ、スペインも次ラウンドへ進まなければならないわけで、とても難しいと思います。だから、日本が勝ち上がるのは、クレイジーなこと」
しかし、「僕は日本人であり、いつも自分の国をサポートするつもりです」とも語る彼は、「日本はこの数年、強い相手には良いプレーを見せている」と評価。これに対して、同メディアは前回大会の決勝トーナメント1回戦で一時は2点をリードしたベルギー戦(2-3)や、先日のブラジル戦(0-1)を例に挙げている。
また、本田はミラン時代についても質問を受け、「当時は苦労しました。とてもハードな時期であり、ベストを尽くそうとしましたが、あのチームの中ではうまくいきませんでした」と回想。古巣が今季、11年ぶりにスクデットを獲得したことについては「僕はミラニスタであり、彼らを祝福しました」と語った。ミランといえば、6月13日に本田が誕生日を迎えた際には、SNSで「36歳になってもまだ眩しい」と、かつての背番号10を祝福したものである。
その本田も常々、SNSを駆使して多くの注目を集めており、先日は「サッカーやるなら上目指せよ」との投稿で、「日本代表のことでしょうか?」と反応した堂安律とのやりとりが話題になった。現時点では悲観的な見方を示している日本代表のレジェンドだが、今後、戦いに臨む後輩たちに、いかなる言葉を贈るだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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