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海外サッカー

南野拓実のモナコ移籍合意に期待と歓迎の声! 地元紙は「獲得競争を勝ち抜いた」「野心の表われ」と公国のクラブに賛辞

THE DIGEST編集部

2022.06.23

モナコへの移籍が合意に達したと報じられた南野。(C) Getty Images

モナコへの移籍が合意に達したと報じられた南野。(C) Getty Images

 注目されていた南野拓実の去就だが、所属するリバプールとリーグアンの強豪モナコが、移籍に関して合意に達したと、英国内外の複数メディアが報じている。

 報じられた移籍金は、以前にリバプールが設定したといわれる額(2000万ユーロ=約26億円)を下回る1500万ユーロ(約19億5000万円)だが、これに300万ユーロ(約4億円)のボーナスが加えられるという。
 
 2020年にレッドブル・ザルツブルクから850万ユーロ(約11億円)でリバプールに加入してから、選手層の厚さに苦しめられ、今季はカラバオ・カップ、FAカップの両方でチーム得点王という結果を残し、二冠達成に大貢献したものの、一方でプレミアリーグやチャンピオンズ・リーグ(CL)では出場機会が制限されるなど、不遇を味わって移籍が噂されていた27歳の日本人選手は、リーズ、サウサンプトンなどの国内クラブの他、フランス、イタリアからも引き合いがあったというが、ついに決断を下した。

 フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「今夏のモナコの最初の補強」として「計1500万ユーロで日本人アタッカーを獲得」と報じ、サッカー専門サイト『FOOT MERCATO』はモナコが彼の到来を強く望んだことを伝えるとともに、「右利きの南野は、前線のどこでもチームを助け、フィリップ・クレメント監督率いるチームで経験を還元し、戦力を高めることができる。違いを生み出し、ゴールを決められる彼は、リーグアンだけでなく、CLでも活躍できるだろう」と、賛辞と期待を新加入選手に寄せた。

 モナコの地元紙『monaco-matin』は、2024年までリバプールと契約を結んでいた日本人アタッカーが、マージーサイドでの2年半で55試合に出場し、14得点を記録したことを紹介した後、「幾つかのプレミアリーグ勢、リヨン、イタリアのアタランタといったクラブとの競争を耐え忍びながら勝ち抜いたという点でも、モナコにとっては大きな補強だ」と、クラブの働きを評価している。

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