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海外サッカー

久保建英にとって“ソシエダ行き”は「魅力的なオプション」。西紙は「レンタルがキャリアを膠着させる」と懸念も

THE DIGEST編集部

2022.06.27

噂に上がる久保のレアル・ソシエダ移籍について、海外メディアからはどんな意見が上がっているのか。(C)Getty Images

噂に上がる久保のレアル・ソシエダ移籍について、海外メディアからはどんな意見が上がっているのか。(C)Getty Images

 レンタルプレーヤーとしての3シーズン目を終え、来季の去就が注目される久保建英。新天地候補としてレアル・ソシエダの名乗りを上げたと、各国メディアで報じられ、その可能性について様々な憶測が流れている。

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 所有元であるレアル・マドリーのEU圏外枠がヴィニシウス・ジュニオール、エデル・ミリトン、ロドリゴで占められている現状で久保に与えられた選択肢は、レンタルの継続、もしくは他クラブへの完全移籍のいずれか。「ラ・レアル」呼ばれるこのバスクのクラブについては、両方の可能性が囁かれている。

 イマノル・アルグアシル監督率いるソシエダは、良質な攻撃サッカーをウリにし、この数シーズンはラ・リーガで上位を維持。それに伴って欧州カップ戦の常連ともなっており、マドリーが久保のレンタル先として臨む条件を満たしているといわれる。
 
  また、ポルトゥ、アドナン・ヤヌザイを放出したことで、ソシエダ自体がウイングの補強を急務としており、「クボのレベル、進歩の度合い、将来性を評価し、この先、その才能を開花させて素晴らしい選手になると確信している」(マドリードのスポーツ紙『AS』より)というロベルト・オラベSDが「3度目のアタック」に乗り出しているようだ。

 これだけ見れば、久保、マドリー、ソシエダの三者にとって理想の取引となりそうだが、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「アルグアシルのチームがクボを買い取りたいと考えている一方、マドリーが望むのは1年間のレンタルだけ」と、希望する契約形態の違いを指摘している。

 マドリー側としては「カルロ・アンチェロッティ監督が特に好きなタイプ」である日本人選手を、完全に手放したくないという意思の表われであろう。

 にもかかわらず、同メディアは「多くの候補となるクラブがあるなかで、ソシエダは日本人若手選手がキャリアを継続するうえでの、次なるクラブとなりそうだ」と予想。「マドリー復帰を望むクボだが、ソシエダのプレースタイルが彼の特性を活かし、強化してくれるということで、非常に魅力的なオプションと捉えている」と、本人の希望がバスク行きを加速すると指摘した。
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