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海外サッカー

久保建英にとって“ソシエダ行き”は「魅力的なオプション」。西紙は「レンタルがキャリアを膠着させる」と懸念も

THE DIGEST編集部

2022.06.27

「今は定期的にプレーすることが必要とされるも、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでは、当初の予定通りに事が進まなかったクボ。それでも、2024年までマドリーと契約を結んでいる彼は、自身のキャリアに大きな自信を持っている」

 同メディアはそう綴ったが、そんな彼も、来季こそ自身の力をフルに発揮できる環境を求めているということか。

 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も、かつてバルセロナの下部組織で育った日本人選手の去就に言及し、ソシエダからの強い関心を報じるとともに、「マドリーが望んでいるレンタルの継続は、効果的でなく、クボのキャリアやマドリーにおける彼の状況を膠着させてしまう恐れがある」と主張している。

 こういった状況により、買い取りオプションを含めた1年間のレンタル契約で、さらにマドリーが買い戻しオプションを求めるのではないかとの推測もある、ただ、互いの久保への評価などを考えると、『AS』紙が「簡単な交渉とはならない」と予想するとおり、決定までに時間を要する可能性もある。
 
  前述したチーム状況に加え、平均年齢25歳6か月という若いチームならではの良い雰囲気のなか、久保が輝く機会を得られやすいとの見方、そしてダビド・シルバという実績豊富なベテランから多くのものを得られるという理由で、スペイン国内メディアの中には最適の移籍先として推奨する声が少なくない。その一方、過去2シーズンの結果から悲観的な展望を示す声も存在する。

 久保については、まだ21歳という一方で、これまでの3つのレンタル先で明確な成功を収められなかったという厳しい見方もあり、新シーズンは彼のキャリア形成においても重要な1年となるかもしれない。多くの思惑が渦巻く中で、どのような決断が下されるのかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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