海外サッカー

「お前が望むならやってやるさ!」カバーニの挑発にメッシ憤怒!親善試合で両国エースが“一触即発”

サッカーダイジェスト編集部

2019.11.19

カバーニと険悪な雰囲気を漂わせたメッシを、バルサでのチームメイトであり親友のスアレスが宥めていた。(C) REUTERS/AFLO

 現地時間11月18日、イスラエルのテルアビブでアルゼンチンとウルグアイの親善マッチが開催され、結果は2-2とドローに終わった。

 試合は34分にウルグアイがカバーニのゴールで先制すると、63分にアルゼンチンがセルヒオ・アグエロのゴールで1-1に持ち込むが、直後の68分にルイス・スアレスのゴールでウルグアイが2-1と再び勝ち越しに成功。だが後半アディショナルタイムにマルティン・カセレスのハンドでアルゼンチンがPKを獲得。これをメッシが決め、2-2に持ち込むという劇的な展開だった。

 南米のライバルチーム同士の対戦とあって現地でも非常に盛り上がった試合だが、特に反響を呼んでいるのが、試合中に見られた両エース、リオネル・メッシとエディンソン・カバーニの"やり合い"だ。

 試合中、メッシのマークについたカバーニは何かしらやり取りしている様子だったが、それが爆発したのが42分、メッシが倒されてFKを獲得した瞬間だ。両者はヒートアップし、言い合う姿が見られた。南米メディア『infobae』によれば、カバーニは笑顔を浮かべながらも「ん?やるか?やらないのか?」と挑発しながら迫り、対するメッシは「お前がそれを望むならいつでもやる。やってやるさ!」と応じていたという。

 手は出していないものの、あわや一触即発の雰囲気が漂ったが、ふたりの間にウルグアイ主将のディエゴ・ゴディン、そしてメッシの友人であるルイス・スアレスが間に入って引き離した。しかし、メッシはスアレスに何かしら訴えるような様子で憤慨を露わにしていた。
 
 試合後、カバーニは地元メディアの取材に対し、「(メッシとの衝突は)あった」と認めたが、ピッチ外に出れば終わったことと語った。

「彼との衝突は、南米のライバル同士がぶつかるクラシコ、そしてフットボールではあり得ることだ。フィールド上でのことはもう終わった。今日の親善マッチは、確かに僕らにとっては"勝利"を奪われたかたちだが、両国にとって得られるものが大きかったゲームだと思う。ウルグアイはこれよりもっと進化し、カタール・ワールドカップの南米予選に臨むことができるようになる。アルゼンチン代表チームにとってもきっとそうだ」

 メッシは現時点でこの件についてコメントせず。サポーターからは「両者ともに真剣勝負だったから仕方がない」と擁護する声のほか、「ふたりとも恥じろ」「ピッチでは口じゃなくボールで戦え」といった声も上がっている。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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