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Jリーグ・国内

残り3節、4チームに絞られたJ1優勝争い。“勝者”を予想するなら…

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2019.11.22

FC東京は31節の磐田戦をモノにして首位に再浮上。このまま逃げ切るには永井の攻守両面での活躍が不可欠だ。写真:茂木あきら(THE DIGEST編集部)

FC東京は31節の磐田戦をモノにして首位に再浮上。このまま逃げ切るには永井の攻守両面での活躍が不可欠だ。写真:茂木あきら(THE DIGEST編集部)

 J1リーグの31節を終えて、優勝争いはFC東京、横浜、鹿島、川崎の4チームに絞られた。このまま首位のFC東京が逃げ切るのか、それとも……。過去の実績、今後のスケジュールなどを判断材料に、今後の注目ポイントを探った。

■らしくない敗戦の鹿島は次節の広島戦を落とすと……

 2019年10月26日、川崎が札幌をPK戦の末に下したルヴァンカップ決勝のあと、ミックスゾーンで囲み取材に応じた中村憲剛(川崎)は興味深いコメントをした。「こういう大会で鹿島が決勝に進んだ時、メディアの皆さんは『鹿島が決勝で勝つ』みたいな空気感を作りますよね。鹿島かあ、なら優勝かあ、みたいな。少なくとも、こっちはそういうのを感じるんですよ」。

 鹿島は昨季に20冠(J1、リーグカップ、天皇杯、ACLを合わせたタイトル獲得総数)を達成。「常勝軍団」とも言われており、中村のコメントには頷ける部分がある。いわゆる〝伝統の力”は今回のタイトルレースを展望するうえで無視できないファクターだろう。
 
 実際、勝負強さを痛感させられたのが16年シーズンのチャンピオンシップ(ファーストステージ覇者として参戦)。準決勝で年間勝点2位の川崎を1対0で、決勝では同勝点1位の浦和を2試合トータル2対2、アウェーゴールの差でいずれも破り、同勝点3位から"逆転"でJ1王者に輝いた戦いぶりは「さすが鹿島」と称賛できるものだった。

 しかし、本当に「常勝軍団」なのだろうか。翌17年シーズンは勝てばリーグ優勝が決まる柏とのホームゲーム(33節)に続き、磐田とのアウェーゲーム(最終節)もスコアレスドロー。その結果、同勝点の川崎に得失点差で上回られて2位に後退した。一時は4冠の可能性があった今季もルヴァンカップの準決勝で川崎に、ACLの準々決勝で広州恒大(中国)に敗れている。

 確かに負傷者続出というアクシデントはあった。しかも離脱したのは、レオ・シルバ、三竿健斗、セルジーニョ、伊藤翔など主力ばかり。これでは苦戦して当たり前との見方もできるが、ただ、彼らが復帰してもどこか決め手に欠ける印象だ。

 実際、J1リーグ・31節のホームゲームでは昨季王者の川崎に0対2と敗れた。後半途中までペースを握りながらもチャンスをモノにできず、セットプレーとカウンターから失点。覇権争いを左右するビッグマッチで試合巧者ぶりを見せつけられて白星を献上するとは、なんとも鹿島らしくない。
 

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