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「未来を切り拓くことが可能になった」久保建英のソシエダ移籍が決定的と複数メディアが報道! D・シルバがサポート役との予想も

THE DIGEST編集部

2022.07.18

久保建英のレアル・ソシエダへの移籍が濃厚に。新天地で躍進できるか。(C) Getty Images

 注目された久保建英の去就が、ついに決定となるようだ。本人が望んだというレアル・ソシエダ行きで、所有元のレアル・マドリーも同意したと多くの現地メディアが報じ、具体的な様々な数字も明らかにされている。

 両クラブの交渉が完全に終了すれば、久保は2027年までの契約をバスクのクラブと結ぶことになるが、マドリードのスポーツ紙『MARCA』によれば、マドリーが久保の保有権の半分を600万ユーロ(約8億円弱)で売却するも、残りの50%は引き続き保持し、5年間の期限で買い戻しが可能となる。

 久保に支払われる年俸は、これまでと変わらず、200万ユーロ(約2億6000万円)。ソシエダの契約解除金は6000万ユーロ(約78億円)程度に設定されるが、マドリーが買い戻す場合は1000万ユーロ(約13億円)以上を支払うようだ。

【動画】レアル・マドリーのキットに身を包んだ久保建英が豪快に2発!
 バスク・メディア『noticias de Gipuzkoa』は、この折衷案が成立したのは「両クラブの良好な関係によるものであり、久保の未来を切り拓くことが可能になった」と報じ、「以前にはマルティン・ウーデゴー(現アーセナル)もそうだったように、『ラ・レアル』は選手が進歩するのに適したクラブであり、また久保が望んだ欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)出場権も有している」と綴っている。

 また、同クラブにとって初の日本人選手であることにも言及し(アジア人としては韓国人のイ・チョンスに次ぐ2人目)、「ダビド・シルバの母親が日系人ということもあり、おそらく、チームでは彼が久保をサポートすることになるだろう」と予想。プレースタイル的にも、久保が目指すべき目標はD・シルバと言われており、このパートナーシップが実現すれば、21歳の日本人選手にとっては非常に大きなものとなるだろう。

 すでに、新天地での起用法に関心を寄せるメディアもあり、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保が魅力的な攻撃サッカーを信奉するイマノル・アルグアシル監督の下、4-3-3システムにおいて右ウイングとして起用されると予想。「ソシエダは右サイドでプレーする久保に注目。彼はその左足で、攻撃エリアを変貌させる」とも綴っている。ただ、中盤(インサイドハーフ)でD・シルバの後継者となる期待もあるようだ。
 
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マドリーへ実際に買い戻された選手は5人のみ。久保はこの事例に名を連ねられるか