2022-23シーズンのスコットランド・プレミアリーグは現地時間７月30日に開幕するが、昨季のリーグ王者であるセルティックは翌31日にアバディーンを本拠地セルティック・パークに迎えて、長き戦いに突入していく。

　昨季はリーグとスコティッシュ・リーグカップの二冠を達成したグラスゴーの名門。これに大貢献したのが、シーズン序盤から得点ラッシュを披露した古橋亨梧をはじめ、その後、冬の移籍市場で加入した前田大然、旗手怜央、井手口陽介という、日本人選手たちだった。

【動画】セルティックのエース古橋亨梧のゴール！ラピド・ウィーン戦ハイライト 　いずれも、アンジェ・ポステコグルー監督がJリーグ（横浜F・マリノス）での指揮時にそのプレーを目の当たりにして感銘を受けて獲得を望んだ選手たちは、当初はファンからも疑いの目を向けられたが、それぞれが独自の形で期待に応え、すぐにファンの心を虜にしたことで、スコットランドでは一躍日本人ブームが起こったほどである。

　充実の１年を終え、束の間の休息を経て２年目を迎えるセルティック。今季は国内三冠に加え、チャンピオンズ・リーグ（本戦から）での戦いも控えており、より強いチームが必要となる。昨季と比べて幾らか選手の入れ替わりがあったチームは、この夏にヴィーナー・ヴィクトリア（７-０）、ラピッド・ウィーン（３-３）、オストラバ（４-２）、ブラックバーン（２-２）という国内外のクラブとのテストマッチで強化と調整を進めてきたが、この集団がどれほどの競争力を発揮するかが、非常に興味深い。

　ポステコグルー監督は、向こう１週間ほどで、あと２選手の戦力補強を行なうことを明言。オーストラリア代表MFのアーロン・ムーイの加入が間近だと複数の現地メディアが報じているが、他に新たな日本人選手の獲得があるのかも注目されている。

　そんな強化段階にあるチームについて、セルティックの専門メディア『67 HAIL HAIL』が、現時点での最強メンバー、開幕戦アバディーン戦で構成すべきイレブンを選定。４-３-３システムでスタメンに最適の選手を以下のように挙げるとともに、それぞれの選定理由も説明している。