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ソシエダ久保建英、右ウイングは「最も競争が激しそう」と熾烈さを覚悟!ライバルの18歳仏人アタッカーの評価は?

THE DIGEST編集部

2022.07.22

風光明媚なドノスティアの街をバックに、久保が新天地ユニホームで撮影に臨んだ。写真:アフロ

 7月19日にレアル・ソシエダ加入を発表した久保建英。翌日にはスビエタ練習場でコーチ陣やスタッフ、チームメイトたちと挨拶を交わすとともに、初のトレーニングで汗を流した。

 2列に並んだチームメイト間を走り抜けながら頭をポカポカ叩かれる「歓迎の儀式」の様子や練習風景が、クラブの公式SNSの他、多くの現地メディアからも写真や動画などで報じられた21歳の日本人選手は、入団会見で「週末の試合までに100%へ持っていけるようにはしたい」と語ったように、23日に行なわれる予定のボルシアMG戦への出場を見据え、バスク語で「チリミリ」と呼ばれる霧雨の中、イマノル・アルグアシル監督の指導の下で、真剣に練習に取り組んだ。

【動画】久保建英、新天地ソシエダでトレーニング! アップはなんと肩のみでのリフティング!
 いよいよ、本格的に始まった久保の新天地での新たな挑戦に対しては、マドリードのスポーツ『MARCA』も注目し、右ウイングでの起用が予想される彼のライバルが、同じく今夏にフランスのアンジェから加入した18歳のフランスU-21代表、モハメド=アリ・チョになり、昨季はポルトゥ(ヘタフェへレンタル)が担った役割を争うことになると綴っている。

 16日に行なわれたトゥールーズ(フランス)との親善試合で実戦デビューを果たしたチョは、『AS』紙に「右ウイングのスタメンで試合開始を迎え、前半はチームで最も優れたプレーを見せたソシエダの選手であり、ゴールに迫り、2度のチャンスに関与。守備でも積極的な姿勢を示した」と、高い評価を受けた。

 利き足が久保とは逆の右の選手だが、「左右のウイングとしてプレーでき、サイドでのプレーでより強みを発揮できる」と入団会見で語ったフランス人アタッカーは、久保にとって手ごわい相手となりそうだが、『MARCA』紙は「人によって好みは分かれそうだが、クボにはより機動性がある」と日本人選手の特長を指摘。なお、本人は入団会見で「自分がプレーするポジションは、このチームでは最も競争が激しそう」と語っており、定位置争いに向けて、十分に覚悟と準備はできているようだ。

 同メディアは、昨季に右ウイングを務めたポルトゥやアドナン・ヤヌザイ(昨季で契約満了)が、十分にチームや見る者を満足させられなかったとして、「彼ら2人に代わって、久保とチョの2人がサン・セバスティアンに到着した」と綴り、このポジションのレベルをより高めることに期待を寄せている。
 
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