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日本代表

「絶対的な財産」開幕戦で評価上昇の堂安律、独メディアの賛辞止まず! 同僚も「明らかなチーム強化」と大歓迎

THE DIGEST編集部

2022.08.10

ブンデスリーガ開幕戦で躍動感あふれるパフォーマンスを見せた堂安。(C) Getty Images

ブンデスリーガ開幕戦で躍動感あふれるパフォーマンスを見せた堂安。(C) Getty Images

 フライブルクはブンデスリーガ開幕戦のアウクスブルク戦で4-0の大勝利。王者バイエルン(フランクフルトに6-1)に次ぐ得点数で、しかもクリーンシートも達成(他に1チームのみ)ということで、一躍リーグの注目株となっている。

 それは、専門サッカー誌『Kicker』の第1節ベストイレブンの顔ぶれにも表われており、バイエルンと並んで最多4人がこのブライスガウ地方のクラブから選出。クリスティアン・ギュンター、マティアス・ギンター、ミヒャエル・グレゴリチュ、そして堂安律が名を連ねたが、ギュンターを除く3人はいずれも新加入選手であることも、話題となった。

【動画】混戦から素早く振り抜いた左足! 堂安が今季初ゴール
 今夏にPSVから移籍した堂安は、7月31日に行なわれたDFBポカール1回戦のカイザースラウテルン戦で延長戦に鮮やかなFKを約25メートルの位置から決めて評価を高めており、その勢いを持ってアウクスブルク戦でも効果的なプレーを再三披露。そして78分、仕上げとして自ら左足での鋭いシュートをゴール右隅に突き刺し、より強い印象を見る者に与えたのだった。

 南西ドイツの放送局『SWR』は8月8日付の記事で、この日本人選手を「絶対的な財産」と呼んで称賛。堂安がドイツ語で知っている数少ない言葉のひとつが、クリスティアン・シュトライヒ監督がいつも口にする「もっと、もっと!」であることを紹介し、この言葉の真意が常に全力を尽くし、自己犠牲を求めるものであることを説明し、「堂安はすでに、シュトライヒのサッカーの奥義を、自分のものとしている」と綴った。

 さらに、チームでは「Litz(リッツ)」と呼ばれている24歳が、前述のカイザースラウテルン戦では「優れたシュートのテクニック、技巧的なボール捌き、スピーディーな動きで見る者に感銘を与えた」、アウクスブルク戦では「右のWBとして、再び力強い左足によってゴールを挙げた」と、それぞれ振り返っている。

 そして、キャプテンのギュンターが、堂安の800万ユーロ(約11億円)での加入を「明らかなチームの強化」と歓迎したこと、逆に堂安はシュトライヒ監督について「交渉の時からとても良い印象を抱いていました。監督の情熱や態度が気に入っています」と語ったことを紹介した。
 
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