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海外サッカー

「純金の価値」ソシエダで好発進の久保建英にスペイン各紙絶賛! 古巣マドリーの専門メディアも「決定的な爆発が迫っている」と熱視線

THE DIGEST編集部

2022.08.17

ソシエダでの公式戦デビューとなったラ・リーガ開幕のカディス戦で決勝ゴールを決めた久保。さらなる躍進が望まれる。(C) Getty Images

ソシエダでの公式戦デビューとなったラ・リーガ開幕のカディス戦で決勝ゴールを決めた久保。さらなる躍進が望まれる。(C) Getty Images

 ラ・リーガ開幕戦のカディス戦で、値千金の決勝ゴールを決めたレアル・ソシエダの久保建英。新天地で最高のスタートを切ることに成功した。

 スタメン入りを果たし、序盤から2トップの一角として味方からボールを集めて効果的なプレーを見せただけでなく、いきなり結果を出してチームに貢献した21歳に対しては、イマノル・アルグアシル監督、クラブ、ファン、そして現地メディアの多くが賛辞を惜しまなかった。

【関連記事】「鋭く、刺激的で衝撃的」久保建英、デビュー戦弾に賛辞続々! バルセロナ紙は「最上級」、指揮官も「とにかく気に入っている」と激賞
 指揮官は「ゴールもさることながら、私が最も気に入ったのは、久保がハードワークをして、多くのプレーに絡んだこと、そして試合だけでなく、チームに加入したその日からの、彼の取り組み方である。まるで我々は、すでに3年間、一緒に仕事をしてきているかのようだ」と、日本人助っ人を絶賛。対して久保は、「監督は僕を助けてくれています。彼なら、僕の力を120%引き出してくれるでしょう。初日から信頼してくれて、感謝しています」と語っている。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、これに注目して「タケ・クボとアルグアシル監督が互いを称賛。それは美しい友情の始まりかもしれない」と報道。バスクの智将が、(加入後)最初のテストマッチ(ボルシアMG戦)から久保にチャンスを与え、これに21歳の日本人が「傑出したパフォーマンスで応え、ほとんど勝者となった」他、今回の開幕戦でも、他の選択肢がある中での背番号14の先発起用を決断した指揮官に対し、久保が決勝ゴールという「最高の方法で応えた」と綴った。

 そして同メディアは、好スタートを切った久保について、「カディス戦はまだ始まりにすぎないが、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでは果たせなかった、ベストバージョンの久保を、ラ・レアルでは披露しようとしている」と期待を寄せ、またソシエダが「完全移籍のアドバンテージをうまく活かしている」とも指摘している。

 同じマドリードのスポーツ紙『AS』は、ミケル・メリーノからのロビングパスをうまくコントロールし、利き足ではない右足で力強くしっかりと決めた先制点のプレーを、「プレシーズンで2つの決定機逸を犯した後、3回目、それも公式戦で勝点がかかった瞬間に失敗しなかった」と評価。そして、「夏の間、ずっとシュートを練習してきました」と告白した久保が「ラ・レアルへの適応が非常に速い」ということを示すゴールだったとも評した。
 
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