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海外サッカー

「純金の価値」ソシエダで好発進の久保建英にスペイン各紙絶賛! 古巣マドリーの専門メディアも「決定的な爆発が迫っている」と熱視線

THE DIGEST編集部

2022.08.17

 ソシエダの地元紙『noticias de Gipzukoa』は、今季のソシエダの補強がうまくいき、離脱した選手(主役)を新たな戦力でカバーできていると強調。その中で、久保はアドナン・ヤヌザイの穴を埋める存在として機能しており、彼を含めた新チームが戦術面で豊富なオプションや柔軟性を与えるものと高く評価。4-3-3と4-4-2のフォーメーションを並行利用するチームにおいて、久保を含めた新加入選手や昇格選手たちを「純金の価値がある」と称賛している。
 
 一方、日刊紙『El Confidencial』は、アルグアシル監督がカディス戦後に語った「久保は素晴らしい選手に囲まれている」との言葉に注目。2019年のレアル・マドリー加入以来、まだ果たせていない“成功”を収めるために、これは重要な要素であると指摘。過去のレンタルに出されたチームでは得られなかった理想的な環境に彼があることを、指揮官の「チームは何をしなければならないかを理解し、多くのことをうまくやっている」とのコメントで表わした。

 また同メディアは、2019-20シーズンでマドリーからソシエダにレンタル移籍して覚醒したマルティン・ウーデゴーにも言及し、ソシエダが2年契約のはずが1年でこのノルウェー人をマドリーの意向によるレンタルバックで失ったことを振り返り、今回の久保については完全移籍の5年契約を結んだことでその心配がないこと、また今なお50%の所有権を持つマドリーに対しても有利な立場にあることを紹介し、久保が落ち着いた状況でプレーに取り組み、成長できることを示している。

 ちなみに、久保とマドリーとの関係性に注目する現地メディアも少なくなく、日刊紙『EL ESPANOL』は「久保がマドリーを去ったのは、クラブからの信頼の有無が理由ではなく、EU圏外枠の問題からである。マドリーは、久保の新天地での成長を待っている」、マドリー専門サイト『Defensa Central』は「ソシエダでは、久保の決定的な爆発が迫っている。そしてマドリーは早くも満足し始めている」と、それぞれが、今なおマドリーが久保に熱視線を送っていることを強調した。

 多方面から、様々な形で注目を集めている久保。この先、ソシエダではヨーロッパリーグも始まり、また11月には日本代表としてカタール・ワールドカップ出場という大きな目標も控えており、コンディション調整ひとつとっても簡単ではないだろうが、この新天地での好スタートで得た勢いを、この先いかに増幅させていけるのか、期待を持って見守りたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】ワントラップから冷静に右足で流し込む! 久保建英の新天地デビュー戦ゴールをチェック

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